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『スター誕生!』で保守的なNTTデータが変身

日本企業のためのオープンイノベーション教室(5)

2018年10月19日(金)

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 「100年に1度の大変革」と言われる自動車のEV化や自動運転化の競争が象徴するように、新しいテクノロジーへの対応が企業の命運を分ける時代に突入している。大変革への対応に欠かせないのがオープンイノベーションである。その進め方を実践的に解説した書籍『新たなる覇者の条件』の著者が、最新の産業ニュースを踏まえながら、オープンイノベーション成功のポイントを紹介する。

 ベンチャー企業から見て、どのような大企業がオープンイノベーションに積極的と思われているのか?

 経済産業省などがベンチャーを対象に行った調査によると、意外な顔ぶれが上位に並んでいる。ソフトバンク、リクルート、CCC、DMMがベンチャーとの提携に積極的と評価されることは意外ではないが、KDDI、NTTドコモ、NTTデータ、東急電鉄、三菱東京UFJ銀行など「保守的」な企業が上位に位置しているのは驚きだ(参考記事)。

 オープンイノベーションに積極的と評価されている企業は、例外なくベンチャーとの接触機会が多いが、従来からそうだったとは限らない。たとえばトヨタ自動車や三菱東京UFJ銀行などは消極的だったが、自動運転、AI、フィンテックの事業開発ではベンチャーの技術が必要なため「宗旨変え」した。

 大企業とベンチャー企業との「接触」において、単に秘密保持契約を結んでミーティング回数を増やせば成果が出るわけではない。よく考えて仕組みを作って現場に落とし込んだ企業だけが成果につなげることができる。この稿では、ランキングでも上位に評価されているNTTデータを例に取り上げる。

 NTTデータは、イノベーション実現のための5つのステップにおける、「組織をオープンにする」「プラットフォームを進化させる」にひと工夫こらしている。

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「『スター誕生!』で保守的なNTTデータが変身」の著者

尾崎 弘之

尾崎 弘之(おざき・ひろゆき)

神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科教授

1984年東京大学法学部卒業、1990年ニューヨーク大学MBA、2005年早稲田大学アジア太平洋研究科博士後期課程修了、博士(学術)。1984年野村證券入社、ニューヨーク現地法人などに勤務。モルガン・スタンレー証券バイス・プレジデント、ゴールドマン・サックス投信執行役員、複数のベンチャー企業の立ち上げ・経営に携わり、2005年東京工科大学教授、2015年から神戸大学教授。専門はベンチャー経営、オープンイノベーション 。経済産業省、環境省、沖縄県、経済同友会などの委員を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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