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「リアルタイム分析」が変える女子プロテニス

SAPが仕掛けるスポーツ×IT最前線(上)

2018年2月19日(月)

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女子プロテニスのアンゲリク・ケルバー選手(ドイツ)は、2018年1月に開催された全豪オープンでベスト4まで勝ち進んだ (写真:AFP/アフロ)

 「以前はコーチのアドバイスに『OK』とは言っても、内心では同意していないこともあった。しかし今は、iPadで実際に起きたことを示されるとコーチの指示に従わざるを得ない。データが唯一の判断基準になった」

アンゲリク・ケルバー選手は、元世界ランキング1位でグランドスラムで2回の優勝経験がある

 この発言の主は、女子プロテニスのアンゲリク・ケルバー選手。2016年には全豪オープンとウィンブルドン選手権という2つのグランドスラム大会で、シングルス優勝を飾り、世界ランキング1位(2018年2月上旬時点で9位)にもなった、トップ選手の一人である。

 ケルバー選手が戦いの場としている女子プロテニスは、スポーツ界の中でも最もデータの活用が進んでいる競技の一つと言っても過言ではない。競技団体であるWTA(女子テニス協会)は2015年シーズンに、「オンコートコーチング」において、コーチがiPadを使って試合のデータのリアルタイム分析を選手に見せながら、戦術や修正点についてアドバイスすることを認めた。

 オンコートコーチングとは、1セットにつき1回、ゲーム間ないしセット間にコーチがコート内に入って選手にコーチングできる仕組みである。WTAは2008年シーズンにそれを許可。導入によって、選手が試合中にコーチのアドバイスをもらえるようになり、接戦が増えたという。「試合内容に確実に変化が起きた。選手はこれまで、コート上では100%孤独だった。でも、今ではプレーのリズムが悪い時に、コーチからアドバイスをもらえる」(ケルバー選手)。さらに、2015年シーズンからは試合中に対戦相手や自分のプレーをデータで振り返ることができるようになったことで、さらに拮抗した試合が増えているという。

コメント2件コメント/レビュー

IT活用ということでまとめて書かれていますが、ゲーム内容のデータをIT技術で分析することと、オンコートコーチングは分けて欲しいですね。データを分析することは、時代の流れとして進んでいくでしょうし、止めることもできないと思います。
△しかし、オンコートコーチングは、テニスというスポーツをどう考えるかが問われると思います。私は認めることには反対です。つまり、テニスが個人のスポーツであるか、チームスポーツになってもよいと考えるかです。個人のスポーツであればコート上で孤独に打ち勝つのも実力の内です。チームスポーツでもよいなら、いろいろな人たちがチームを組んでコート上で戦っている選手をリアルタイムでサポートすることを許すということです。
△今は、コーチのアドバイスの回数は制限されているようですが、そのうちインカムをつけて、コーチと相談しながらプレイするようになるかもしれません。作業分担した方が一人ですべてするより良い結果を生む可能性は高いです。だから一度オンコートコーチングのようなことを許すと際限なくなる可能性があると思います。私は選手が試合中にいろいろ考えて作戦をたてプレイすることが面白いと考えます。コーチの指示どおりに動く操り人形のような選手をみたいとは思いせん。(2018/02/20 21:40)

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「「リアルタイム分析」が変える女子プロテニス」の著者

内田 泰

内田 泰(うちだ・やすし)

日経 xTECH 副編集長

日経BP社入社後、米シリコンバレー支局勤務、日経エレクトロニクス副編集長、Tech-On!編集長、日本経済新聞社 電子報道部勤務などを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

IT活用ということでまとめて書かれていますが、ゲーム内容のデータをIT技術で分析することと、オンコートコーチングは分けて欲しいですね。データを分析することは、時代の流れとして進んでいくでしょうし、止めることもできないと思います。
△しかし、オンコートコーチングは、テニスというスポーツをどう考えるかが問われると思います。私は認めることには反対です。つまり、テニスが個人のスポーツであるか、チームスポーツになってもよいと考えるかです。個人のスポーツであればコート上で孤独に打ち勝つのも実力の内です。チームスポーツでもよいなら、いろいろな人たちがチームを組んでコート上で戦っている選手をリアルタイムでサポートすることを許すということです。
△今は、コーチのアドバイスの回数は制限されているようですが、そのうちインカムをつけて、コーチと相談しながらプレイするようになるかもしれません。作業分担した方が一人ですべてするより良い結果を生む可能性は高いです。だから一度オンコートコーチングのようなことを許すと際限なくなる可能性があると思います。私は選手が試合中にいろいろ考えて作戦をたてプレイすることが面白いと考えます。コーチの指示どおりに動く操り人形のような選手をみたいとは思いせん。(2018/02/20 21:40)

ベイビーステップのエーちゃんノートを思い出しました
カメラで分析した結果をiPadで一目で確認できるのだから便利なものですね

てか、試合中にノートで分析してたエーちゃんも凄いですがw(2018/02/19 09:59)

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