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ブラインドサッカー通じ、混ざり合う社会実現へ

ブラインドサッカーの未来像(上)

  • 久我 智也

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2017年11月29日(水)

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 ブラインドサッカーは、視覚障害を持った選手がプレーする5人制のサッカーだ。選手たちはアイマスクをつけて、特別なボールが出す「音」と、敵陣ゴール裏にいるガイドの「声」を頼りにプレーする。当然、視覚情報は完全に遮られているわけだが、それにも関わらずフィールド上を駆け、ドリブルをし、ボディーコンタクトをしながらシュートを打つ。健常者の想像を超えるプレーの連続が故に、パラリンピック競技の中でも高い人気を誇っている。

 近年、このブラインドサッカーに対する注目度は日本でも高まっている。そこには、競技の面白さ以外にも理由がある。この競技を統括する特定非営利活動法人の日本ブラインドサッカー協会が自立的な運営を成功させているからだ。

 多くの障害者スポーツの競技団体は、その活動資金の大半を国や行政からの補助金に頼っている。だが、日本ブラインドサッカー協会はそれだけに頼らず、自分たちで事業を展開して活動資金を賄っている。なぜ、こうした運営が可能となっているのか。同協会事務局長 兼 事業戦略部長の松崎英吾氏へのインタビューでその秘密を探る。前編では協会が推進する事業や運営状況についてお伝えする。

(聞き手は、久我智也)

2017年7月23日、アミノバイタルフィールド(東京都調布市)で行われた、ブラインドサッカーの日本選手権決勝。たまハッサーズ(東京)が埼玉T・Wingsを1-0で破り、5年ぶり4度目の優勝を飾った。(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

障がい者スポーツに抱いた違和感

日本ブラインドサッカー協会 事務局長兼 事業戦略部長の松崎英吾氏。大学生時代にブラインドサッカーに出合う。卒業後は出版社に勤める傍らでブラインドサッカーに携わっていたが、2007年に事務局長に就任。ブラインドサッカーを通して「視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会」を実現するために、さまざまな事業を推進している

まずは、松崎さんがブラインドサッカーに携わるようになった経緯を教えてください。

松崎:私は2002年に、今の協会の前身団体である日本障害者サッカー協会に縁あって関わることになりました。当時はまだ学生だったのですが、試合でゴールキーパーをやったり(注*1)、遠足気分で遠征について行ったりしていました(笑)。

注*1 ブラインドサッカーのゴールキーパーは晴眼者または弱視者が担う。

 当時はブラインドサッカーだけではなく、他の障がい者スポーツにも関わったことがなく、障がい者スポーツの常識というものが分かっていませんでした。そのためか、かえって多くの違和感を覚えました。というのも、障がい者スポーツの競技を統括する協会には常勤の職員が一人もいないような状態で、そもそもお金のことを考えること自体がタブーのような雰囲気もあったんです。だから、ブラインドサッカーに関わっていく中で「もっとこうしたらいいんじゃないか」と考えるシーンも多くありました。

 ですが、私は大学卒業後に出版社に勤めていましたので、忙しい時期にはまったく連絡が取れなくなってしまうこともしばしば。十分にブラインドサッカーに時間を費やすことができませんでした。その後、転職を経ていくうちに、自分のやってみたいチャレンジはここにあると考え、かねてお手伝いしていたブラインドサッカーに本格的に携わることにしたんです。そして、2代目の事務局長を任せていただくことになりました。2007年のことで、今年でちょうど就任10年目になります。

コメント1件コメント/レビュー

大事なアクションですね。次回楽しみにしています。(2017/11/29 10:09)

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大事なアクションですね。次回楽しみにしています。(2017/11/29 10:09)

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