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「首相案件」スクープは安倍政権終焉の引き金

足元では「官僚たちの反乱」相次ぐ

2018年4月13日(金)

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「首相案件」報道は安倍政権に大きな影響を与える(写真:つのだよしお/アフロ)

 4月10日の朝日新聞朝刊トップに「『本件は、首相案件』と首相秘書官 加計めぐり面会記録」という記事が載った。これは、安倍内閣が幕を閉じる決定打になるだろう。

 学校法人加計学園の獣医学部新設をめぐる疑惑が注目された。同学園は愛媛県今治市に獣医学部を新設しようと15回も申請したものの、却下され続けた。それが第二次安倍内閣発足後に今治市が国家戦略特区に指定された途端、獣医学部の新設が決まった。ここに、安倍首相の特別な配慮が絡んでいるのでないか、という疑惑が2017年に浮上した。

 この問題は一時、沈静化したと思われたが、事態が大きく動いたのが今回の朝日新聞の報道だ。15年4月、愛媛県や今治市の職員や学園の幹部が柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会した際に作成された記録文書の存在とその内容を報じた。

 これまで加計問題について、首相は「便宜の指示をしていない」と主張してきたが、今回の報道で、当時の秘書官が面会で述べた内容が表に出てきた。

 問題の文書には柳瀬氏の「本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい」という発言が記されているという。さらには、「自治体がやらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」という発言も記録されていると報じる。ここから続報も相次いでいる。

 11日の衆議院予算委員会では、15年4月の「愛媛県職員らと面会した記憶はない」という柳瀬元首相秘書官の発言に対し、「信頼している 」と言った。「首相案件」と記載される文書については、「コメントを差し控えたい」と述べ、自身の関与について改めて否定した。

 それでも私は首相の秘書官がかかわっていたことを報じるこの記事が決定打になるのは間違いないとみている。もう一つの焦点である森友問題について、安倍首相は「私や妻が認可や払い下げにかかわっていたら首相を辞める」と明確に言ってきた。それは秘書官がかかわっていた加計問題でも当然、同じことだ。

コメント21件コメント/レビュー

こんな足の引っ張り合いの先に、何があるのだろう。
日本の人口が減る50年先、100年先、今の時代のことを歴史の教科書にどのように書かれれいるのだろう。
もっと将来を見据えた、本質的な議論が、今、なされるべきではないのでしょうか。(2018/04/15 01:37)

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「「首相案件」スクープは安倍政権終焉の引き金」の著者

田原 総一朗

田原 総一朗(たはら・そういちろう)

ジャーナリスト

1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」等のキャスターを務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

こんな足の引っ張り合いの先に、何があるのだろう。
日本の人口が減る50年先、100年先、今の時代のことを歴史の教科書にどのように書かれれいるのだろう。
もっと将来を見据えた、本質的な議論が、今、なされるべきではないのでしょうか。(2018/04/15 01:37)

戦前にもありましたね、軍事官僚たちが政治を無視して勝手な行動を起こし既成事実化したこと。挙句の果てには、大臣を出さないという手段で気に入らなければ倒閣までしたこと。
田原氏の記事通りなら、この状況で官僚リークに踊っているマスコミと野党を見ると、日本の将来に不安を感じます。
森友問題は論外ですが、加計問題では数十年も獣医学部新設の申請が門前払いされてきた問題が議論されないことに疑問を感じます。これも国益より省益や官僚の既得権を優先した結果ではないのでしょうか。(2018/04/15 00:33)

田原氏の記事もコメントも全て問題の本質からズレている。
第一に「政治主導か官僚主導か」という問いかけは無意味。民主主義の原則からは政治主導に決まっている。問題は「政治主導」とは何かということ。今の政権のように、「全部官邸で決める、ぐだぐだ言うな」というのは、「悪い」政治主導。官僚の専門性を活かしながら、議論に議論を重ねて、最後の「価値」判断として政治の意見を通す、これが「良い」政治主導。今の政権は「悪い」政治主導。そして、官僚がこれに不満ながら従わざるを得ないのは、幹部人事を自分の意向に従うかどうかで決める、今の政権の「恐怖政治」があるから。この点は、田原説は正しい。
第二に、選択肢がないから安倍政権とのコメントが多いが、本当に良いのか?森友・加計のような小さな問題でも「嘘をつく」政権は、もっと大きな問題では、自分の責任を逃れるために当然「嘘をつく」に違いないと考えるのが、当たり前だろう。コメントしている人たちは、戦前の「大本営発表」ばかりで真相を知らされないまま敗戦に至った歴史が分かっているのか。少しばかりちょんぼをするかも知れないが、「嘘をつかない」政権の方がまだましではないのか。(2018/04/14 21:06)

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