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30年続いた「平成」とはどんな時代だったのか

2018年、日本は「ポスト・グローバリズム」に挑め

2017年12月22日(金)

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「新しい元号は『平成』であります」と発表した故小渕恵三氏(当時は官房長官、後に首相)(写真:Fujifotos/アフロ)

 2018年は、実質的に平成最後の年になる。およそ30年間続いた「平成」とはどんな時代だったのか、ここで振り返ってみたい。

 1989年に昭和天皇が崩御され、平成の時代が幕を開けた。奇しくもこの89年という年は、世界的にも実に様々な出来事が起こり、大転換期にあったと言える。

 同年6月4日に、中国では天安門事件が起こり、11月9日にはドイツでベルリンの壁が崩壊した。ベルリンの壁崩壊を受けて、12月2日には米国のブッシュ大統領 とソ連のゴルバチョフ書記長によるマルタ会談が行われ、米ソ冷戦の終結を宣言した。

 日本では不動産バブルがピークに達し、89年12月の日経平均株価は3万8957円を記録した。

 この年、僕には非常に悔しい思いをした出来事があった。当時、僕は「今の景気は泡のようなものだ。近い将来、完全に落ち込むだろう」と考えていた。日本の地価はうなぎ登りに上昇し、「日本を売れば、米国が買える」とまで言われていた時代だ。こんなものは嘘っぱちではないか、と感じていたのだ。

 「日本の震撼」というテーマで、文藝春秋で記事を書くことにした。8カ所のシンクタンクを回り、この景気について専門家に尋ねた。

 どのシンクタンクも、「今の状態は、『虚』の景気ではない。『実』の景気だ」と主張した。さらには、「今の状態を『虚』の景気だと言えば、あなたのジャーナリスト生命は危うくなりますよ」という言葉まで投げられた。

 それでも疑念は消えなかったが、僕は、最後の最後で「虚の景気」だと言い切れずに、曖昧な記事を書いてしまった。今でも残念に思う。

 その2年後、実際にバブルが崩壊した。100兆円規模の不良債権が発生し、日本は「失われた20年」に突入していったのである。

 日本は長期低迷が続き、深刻なデフレに陥った。デフレから脱却するために打ち出されたのが、安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」である。

平成は、グローバリズムから始まった

 平成の時代を語る上で、もう一つの大きなキーワードは「グローバリズム」である。

 80年代、米国のレーガン大統領と英国のサッチャー首相が、あらゆる規制を緩和する経済政策を打ち出した。いわゆる、「レーガノミクス」「サッチャリズム」と呼ばれるものだ。

コメント24件コメント/レビュー

田原さんのコラムに対して、いっぱしの評論家を気取ったひどいコメントだらけだ。
メルケルは移民政策で人道的措置を取り、世界的な評価を受けた。にも関わらず、自国の治安悪化や経済への悪影響から、選挙で苦しい立場に立たされつつある。最初は自国民も誇りを持ってメルケルの判断を受け入れたにも関わらず。いわば良心が押しつぶされつつある昨今、日本は特殊な環境なのだからその良心を引き継ぎリードすべきという、納得できる論調なのだが、それを理解できない偏屈な見方をするコメント者があまりに多い。攻撃ありきの視野の狭さをどうにかしたほうがいい。(2017/12/27 17:09)

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「30年続いた「平成」とはどんな時代だったのか」の著者

田原 総一朗

田原 総一朗(たはら・そういちろう)

ジャーナリスト

1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」等のキャスターを務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

田原さんのコラムに対して、いっぱしの評論家を気取ったひどいコメントだらけだ。
メルケルは移民政策で人道的措置を取り、世界的な評価を受けた。にも関わらず、自国の治安悪化や経済への悪影響から、選挙で苦しい立場に立たされつつある。最初は自国民も誇りを持ってメルケルの判断を受け入れたにも関わらず。いわば良心が押しつぶされつつある昨今、日本は特殊な環境なのだからその良心を引き継ぎリードすべきという、納得できる論調なのだが、それを理解できない偏屈な見方をするコメント者があまりに多い。攻撃ありきの視野の狭さをどうにかしたほうがいい。(2017/12/27 17:09)

> 日本こそ、各国協調の要になるべきだ

もう長々と意見を書く気にも起きませんが、いい加減に国際社会では力が無い者が正義を語っても意味が無い事に気付いて貰えませんかね。ほんとに。軍事力もなく、経済力も低下しつつある日本にそんな力はありません。

こんな馬鹿げた主張を言う世代は次々引退しているのでもういいですが、正直後10年は早くいなくなって欲しかった所です。頭が御花畑な日本の野党の勢力が今のように激減するのは、少し遅かったかと。国としての労力が無駄でしたね。(2017/12/25 09:35)

圧倒的な人気、その政治家の行く先は「独裁」。
本人の思いとは別に、取り巻きが独裁を創り出す。

民主主義の悪癖、一気に主流が作られる。
何も決められない苛立ちは、民主主義の証。
時間が掛かるのも民主主義。
悪口雑言が飛び交うのも民主主義。

それらを「独裁」が成敗し、喝さいを浴びる。

グローバリズムの次は、「独裁」。。。これだけは、いやだ。(2017/12/23 15:37)

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僕は独裁だとは思っていないんですよ。 だって、業績を見てください。 赤字はないですよ。ずっと、よりよくしてきた。

鈴木 修 スズキ会長