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ほめ道:「ほめ」と「おだて」は似て非なるもの

具体的にほめる、過去の本人と比較してほめる

2018年1月24日(水)

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「どんな人間にも必ずほめるところはある」(写真:convisum/123RF)

管理職はすぐに「ほめ」の手を抜きます

 私は、「管理職は部下をほめよ」といいます。連載でも書くし、セミナーや講演でも強調する。わが社の管理職に対してもいう。「ちゃんと部下をほめなさい」と。そう口を酸っぱくして指示し続けないと、管理職はすぐに「ほめ」の手を抜きます。きっと「俺の部下は使えない奴ばかりで、ほめるところなんてなにもないよ」と思っている。

 心得違いもいいところです。どんな人間にも必ずほめるところはある。それを見つけることができないのは、人を統べる立場にあるものとしてはあまりにも鈍感です。「口に出していわなくても自分の気持ちは部下に伝わる」と考えているのかもしれませんが、これも間違い。「気持ち」という心の領域に属するもの、すなわち目に見えないものは、具体的な形にしなければ決して伝わりません。

 「具体的な形」といえば、わが社には「サンクスカード」という仕組みがあります。これは名刺大のカードに感謝の気持ちを書いて渡すものです。職責や在籍年数を問わず、だれがだれに出してもいい。また書く内容はどんなことでもかまいません。「〇〇さん、お使いに行ってくれてありがとう」でもいいし、「□□くん、あんな難しい仕事を成功させるなんて凄いね!」でもOKです。

 こうしたサンクスカードを定期的に集計すれば、「だれが」「どれだけ」ほめているかが見える化できる。私はこのことをとても大切に思っています。だから管理職が、部下にサンクスカードを送る枚数を決めています。「管理職は半期に最低でも20枚のサンクスカードを出すこと。達成できなければ賞与を減額する」と。実際には、社内で年間7万枚のカードが送られます。わが社の管理職は、半ば「義務として」部下をほめている。

 …と、かくも私がほめることを重要視しているのは理由があります。つまるところ、人はほめられることによって成長するからです。

コメント3件コメント/レビュー

この記事にでおっしゃっている「褒め」と「おだて」は、本質的に同じように思います。
大事なのは正当な評価。程度の差はあれ、大人がよちよち歩きを褒められても意味はありません。(2018/01/27 11:42)

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「ほめ道:「ほめ」と「おだて」は似て非なるもの」の著者

小山 昇

小山 昇(こやま・のぼる)

株式会社武蔵野 社長

1948年山梨県生まれ。76年に武蔵野に入社し、89年から現職。赤字続きの同社で経営改革を断行。2000年、2010年に日本経営品質賞を受賞。ダスキンの加盟店業務の傍ら、550社以上に経営を指導。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

この記事にでおっしゃっている「褒め」と「おだて」は、本質的に同じように思います。
大事なのは正当な評価。程度の差はあれ、大人がよちよち歩きを褒められても意味はありません。(2018/01/27 11:42)

社員同士が感謝を伝え合う「サンクスカード」はよいアイデアですね。
たとえ小さなことであっても、「有難い」という気持ちを伝えることで、贈った相手も自分も前向きになれるのでは。
相互に働く喜びを実感でき、従業員の満足度を上げるツールとして有効だと思いました。(2018/01/25 12:51)

小山昇氏の信者のうちの社長も従業員に「サンクスカード」を強要してますが、みんな月に10枚とか15枚とかのノルマ達成のために、「忘年会お疲れ様でした」とかどうでも良いこと書いてますよ(笑

会社見学に来た他の会社の人には「直接、ありがとうと言ったほうが良いのでは?」とも言われたことあります。

あと、口頭ならコストはほぼ掛かりませんが、カードに記入して集めて集計とか結構時間掛かりますよ。

うちは30数人ですが、誰が誰に何枚送って送られたかまで集計してグラフにすると、4人で1時間くらいは楽に掛かります。まあ、残業代も出てませんから、経営者側はカード代くらいしか掛かってない認識でしょうけどね(笑)(2018/01/25 12:30)

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