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部下が不正を働くのは管理職の責任

不正は「される側も悪い」

2017年10月11日(水)

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ときとして大量の現金を目にすればつい出来心が働いてしまうことはある。(写真:PIXTA)

不正は「される側も悪い」

 部下の不正に頭を悩ませている管理職は少なくないと思います。少数の備品の持ち出しなどのかわいらしい(?)ものから、接待費の水増しや売り上げのお金の横領、帳簿操作による着服といった、はっきりと「犯罪」のレベルまで。組織のゆるみが大きくなるほど、こうした不正の数も増えます。

 ただ、忘れてはならないのは、不正は「される側も悪い」です。

 人間は弱い生き物です。酒色と富の誘惑にはなかなか勝てません。どれほど清廉な人であっても、ときとして大量の現金を目にすればつい出来心が働いてしまうことはある。そういう状況を無自覚に与えてしまっているとしたら、部下の不正の半分以上は管理職たるあなたの責任です。

 大切なのは、そもそも不正をさせない仕組みをつくることです。部下には現金を扱わせないようにする。それが難しいようなら小口現金に限定して扱わせる。もしくはお金は、職責最下位に持たせる。商品は社員に配達・集金させるのではなく、宅配便の代引きに限定する、等々。方法はいくらでも考えられる。

 いくらあなたの部下が不心得でも、会社のお金に手をつければどうなるか、それが露見すればどういう結果を招くかくらいのことは理解しているはずです。「この程度のはした金で職場での体面を失っては割に合わない」と日頃から思わせることが重要です。

 また部下を定期的に動かすことも必要です。人事には口を挟めないとしても、担当業務を交代制にするとか、あるいはお客様の受け持ちを定期的に入れ替えるなど、あなたの裁量の範囲内で配置換えを積極的に行なってください。「自分のやっている仕事は、別の同僚が担当することもある」と承知していれば、部下もそうは不正はできません。「そのうちばれるかも」という心理が働くからです。

 不正は、常に組織のよどみの中から発生します。1人の社員に長らく同じ仕事をさせるのは組織によどみをつくることに等しく、それはあなた自身が「不正をしてもいいですよ」と認めたのと同じです。

コメント1件コメント/レビュー

いっつも偉そうなこと言ってるくせに、社内の不正なくせてないんですね。中小企業経営のカリスマが聞いて呆れますな(笑(2017/10/12 19:03)

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小山 昇

小山 昇(こやま・のぼる)

株式会社武蔵野 社長

1948年山梨県生まれ。76年に武蔵野に入社し、89年から現職。赤字続きの同社で経営改革を断行。2000年、2010年に日本経営品質賞を受賞。ダスキンの加盟店業務の傍ら、550社以上に経営を指導。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いっつも偉そうなこと言ってるくせに、社内の不正なくせてないんですね。中小企業経営のカリスマが聞いて呆れますな(笑(2017/10/12 19:03)

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