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「倒産」が頭をよぎり、踏み切った均一価格

第26回:鳥貴族 大倉忠司社長インタビュー

2017年6月7日(水)

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この連載では、関西ならではの着眼点、ど根性、そしてユーモア、独自の手法で成功した「ナニワ的」企業を取り上げてきました。特別編の今回は、均一価格で急成長する焼鳥チェーンを生んだ鳥貴族の大倉忠司社長に、MBS(毎日放送)の上泉雄一アナウンサーがインタビューします(前回の記事はこちらをご覧ください)。

上泉:私もよく鳥貴族さんで食事をするのですが、いつ行ってもお客様がいっぱいですね。改めて、待ってでも鳥貴族に入りたいと考えるお客様のニーズは何なのでしょうか?

大倉:ただ飲みに行くというのではなく、「鳥貴族に行く」という目的で来ていただいていることでしょう。それだけファンの方が通ってくださるのは、非常にありがたいことです。

 大倉忠司社長は1985年、25歳のときに焼鳥居酒屋「鳥貴族」を創業した。大きな焼鳥2本が280円(税抜き)、そのほかの料理や生ビール、ウイスキーも扱うメニューは全て280円だ。均一価格という特徴的な売り出し方と、低価格高品質の焼鳥が注目を集め、30年にわたり多くのファンを獲得してきた。現在、関東、関西、東海地方を中心に500店舗以上を展開する。

町工場生まれ。アルバイトをきっかけに飲食業へ

大倉忠司(おおくら・ただし)
1960年大阪府生まれ。調理師学校卒業後、大手ホテル入社。焼鳥店勤務を経て、85年に独立し、東大阪市に「鳥貴族」1号店をオープン。86年イターナルサービス(現、株式会社鳥貴族)を設立し、多店化に乗り出す。現在、関西や関東圏、東海地域を中心に522店(2017年3月現在)を展開。14年7月、ジャスダックに上場、16年4月、東証1部に指定替え(写真:大亀京助、以下同)

 東大阪市の玩具の型を製造する町工場で生まれ育った大倉社長。家業とは全く関係のない飲食業に進んだのは、高校生のときにビアガーデンでアルバイトしたことがきっかけだったという。「本当に楽しくて、飲食の道に進むと楽しい人生を送れるだろうと考えた」と振り返る。その後、イタリアンレストランや焼鳥店での修業を経て、鳥貴族を創業。1985年開業の1号店に選んだ場所は、大倉社長の地元、東大阪市の俊徳道(しゅんとくみち)だった。

大倉:俊徳道駅は、東大阪の近鉄沿線の中では最も乗降客数が少ない駅でした。当時から居酒屋はありましたが、若い人たちが行くような場所ではなかったですね。

上泉:えー、俊徳道ですか。そりゃあ、かなりディープなところでしたね。

大倉:本当は地元での出店は避けたかったのですが、場所を探していたときに、たまたま通りかかり、条件を聞いたんです。すると家賃が当時の相場の3分の1くらいだったので、その安さに惚れて出店を決めました。

コメント7件コメント/レビュー

なるほど、流行するわけだ。
名前は知っていたものの行ったことがなかったので、こだわりは知りませんでした。
一度行ってみたくなりますね。
焼き鳥チェーンでは、贔屓にしていたところが、おそらく価格競争に巻き込まれたのか近年大きく品質を下げてガッカリしていたところです。
味さえよければいいとも言えず、難しいものなんでしょうね。(2017/06/07 16:43)

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「「倒産」が頭をよぎり、踏み切った均一価格」の著者

上泉 雄一

上泉 雄一(うわいずみ・ゆういち)

毎日放送アナウンサー

1969年2月9日生まれ。早稲田大学教育学部出身、1992年に毎日放送(MBS)入社。担当番組はテレビ「 ~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」(http://www.mbs.jp/otonakai/)、ラジオ「上泉雄一のええなぁ!」(http://www.mbs1179.com/uwa/)

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

なるほど、流行するわけだ。
名前は知っていたものの行ったことがなかったので、こだわりは知りませんでした。
一度行ってみたくなりますね。
焼き鳥チェーンでは、贔屓にしていたところが、おそらく価格競争に巻き込まれたのか近年大きく品質を下げてガッカリしていたところです。
味さえよければいいとも言えず、難しいものなんでしょうね。(2017/06/07 16:43)

居酒屋に行きたいのですが、タバコのせいで家族を連れて行けません。貴社は全面禁煙の店舗もありますね。もっと普及させてください。
その昔、スターバックスが日本進出で大成功した大きな理由は「全面禁煙の喫茶店」だったからですよ。(2017/06/07 13:00)

今時、まずいお店なんて探しても滅多にないですよね。
流行る、流行らないは「印象に残るか、残らないか」の差になっている気がします。
そうなるとやはり筋が通った地力のある専門店は強い。また原料の鮮度に拘る所が強い気がします。そういった意味では鳥貴族さんが強いのも頷けます。

マクドナルドのアンケートではよく「サラダ」の要望があるそうですが、出しても、まったく売れないそうですね。
外食に限らないでしょうが、聞くべき要望と聞かなくてよい要望を見分けるセンスを身に付ける事が今後益々大事になっていくのでしょうか。
また極端な話、アップルの故ジョブズみたいに「ユーザーの要望など聞いても無駄」というのもありなのかも?(2017/06/07 12:07)

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