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父、幹部とのしがらみの断ち方

「変人」と思われればラクになる

2018年11月9日(金)

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 後継経営者に特有の悩みに、古参幹部との関係があります。大きく分けて2つのパターンがあり、私も長い時間をかけて解決してきました。
 第1に、会社に貢献していない幹部。出社せずに役員に名前を連ねる親族などは典型です。

 第2に、会社に一定の貢献をしているけれど、後継者の新しい方針に賛同しない幹部です。

 鹿沼カントリー倶楽部(栃木県鹿沼市)社長の福島範治さんは、古参役員を大リストラしました。特殊要因もありますが、後継者にとって共感と示唆になる部分が多くあります。(星野佳路)

星野佳路(ほしの・よしはる)氏 (右)
1960年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、米コーネル大学ホテル経営大学院に進学し、修士号取得。88年星野温泉旅館(現星野リゾート)に入社。いったん退社した後、91年に復帰して社長に就任
福島範治(ふくしま・のりはる)氏 (左)
1970年東京都生まれ。青山学院大学卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行、ラグビー部で主将を務める。98年、鹿沼カントリー倶楽部に入る。99年副社長に就任。2004年民事再生法の適用を申請。08年社長に就任
(写真:栗原克己)

星野:福島さんが鹿沼カントリー倶楽部に入られた20年前、グループ全体で約800人の社員に対して、役員が56人いたそうですね。驚きの数字です。

福島:先代の父が親分肌で、社員も親族もどんどん役員にしてしまったんです。会社に来ないで報酬を得ている親族もいました。

星野:それを福島さんが一気に減らしたということですか。

福島:はい。入社1年後には十数人に。今は私を入れても4人です。

星野:健全な人数です。しかし、よく減らせましたね。

債務超過の名門ゴルフ場

福島:当時、グループで売上高80億円に対し、負債が500億円あって債務超過。銀行の管理下にありました。だからこそできたところもあります。

『風の大地』

 主力のゴルフ場の運営は利益が出ていました。特に、父が1971年に買い取った「鹿沼カントリー倶楽部」は、ゴルフ漫画『風の大地』の舞台にもなった人気コースです。しかし、バブル期にスポーツクラブなどに手を広げたのが仇になり、経営難に陥りました。

星野:そんな経営状態の悪い会社に、あえて入ったのですか。

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「父、幹部とのしがらみの断ち方」の著者

星野 佳路

星野 佳路(ほしの・よしはる)

星野リゾート代表

1960年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、米コーネル大学ホテル経営大学院に進学し、修士号取得。88年星野温泉旅館(現星野リゾート)に入社。いったん退社した後、91年に復帰してトップに就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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