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冬本番!オールシーズンタイヤが流行の兆し

グッドイヤーが日本で攻勢、日本製スタッドレスは欧米へ

2017年1月10日(火)

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 地球温暖化の影響からか、平均気温は徐々に上昇している。冬本番を迎えたが、「暖冬」と呼べる日々が続く。ところが、温暖化が進んだとしても、単純に降雪量が減るわけではない。むしろ、極端な豪雪に見舞われることもある。雪が積もれば冬用タイヤの出番だが、今シーズンは顔ぶれが変わりそうだ。
米グッドイヤーが日本で販売するオールシーズンタイヤ

 気象庁が発表した昨年12月の平均気温は各地域で例年より0.3〜1.8度高く、2016年の平均気温は統計記録が残る1898年以来、過去最高になった。一方、2016年11月には、この時期としては54年ぶりに都心で雪が降った。天候が予想しにくいことを背景に、これまで欧米向けの商品だったオールシーズンタイヤが日本でも売れる兆しを見せている。日本では冬用タイヤとして普及してきたスタッドレスタイヤと熾烈なシェア争いが始まろうとしている。仕掛けたのは米グッドイヤーだ。

天候不順に勝機あり

 2016年11月23日、都心で晩秋の積雪という珍事が起こる前日。天気予報を受けて、関東各地の自動車用品店には冬用のスタッドレスタイヤへの交換を求める客が殺到し、数時間待ちの行列ができた。降って湧いたタイヤ特需は、メーカーにとって「恵みの雨だった」(ブリヂストンの西海和久COO=最高執行責任者)。

 一方、全く違った思惑でこの現象を歓迎していたのが米グッドイヤーの日本法人、日本グッドイヤーだ。金原雄次郎社長は「先の読めない天候不順はオールシーズンタイヤの需要を拡大させる」と期待する。

 オールシーズンタイヤは、熱い路面や降雨時に適した夏タイヤと、凍結路面に対応する冬タイヤの両方の特性を一定程度備えている。夏タイヤと冬タイヤの違いはゴムの剛性と、「サイプ」と呼ばれる細かな溝にある。硬い夏タイヤは熱に強く、水たまりの水をはじき飛ばす。一方、柔らかい冬タイヤは凍結路面に密着し、サイプで薄い水膜を吸い上げる。

 オールシーズンタイヤは中央部分に冬タイヤのようにサイプを刻み、サイド部分は夏タイヤと同じく剛性を持たせてある。グッドイヤーは1977年、世界で初めてオールシーズンタイヤを発売した。

 欧米市場ではオールシーズンタイヤが一般的だ。日本グッドイヤーによると、浅雪路や除雪路が多い米国ではオールシーズンタイヤのシェアは8割に達する。アウトバーンで高速走行するドライバーが多い欧州市場では、冬タイヤとしてより高い性能が求められるためシェアは落ちるが、5割程度のユーザーがオールシーズンタイヤを使う。

 ところが、「日本の豪雪地帯の根雪が張る路面では、オールシーズンタイヤの性能は十分とは言えない。これまで日本市場でのシェアは、せいぜい1%程度だった」(金原社長)という。

コメント5件コメント/レビュー

長野県北部に住む者です。オールシーズンタイヤは冬タイヤとしては危険な代物です。雪道や凍結路でも使用できるような記事は拡散しないでほしいです。都心の降雪時などならば使用できるかもしれませんが、このタイヤでスキーにいくのはリスキーです。事故の増大を招きます。また、昨今の大雪で山梨や軽井沢で数日間にもわたる交通マヒなどを誘因することにもなりかねません。
オールシーズンタイヤは非降雪地や温暖な太平洋沿岸部では4シーズン使えると使用可能な地域を明示するべきです。中央道、東北道などでは降雪時にJHが全車両に対して冬用タイヤかチェーンを巻いているかを全数チェックしてます。このオールシーズンタイヤでは通行できないです。(2017/01/10 11:05)

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「冬本番!オールシーズンタイヤが流行の兆し」の著者

寺岡 篤志

寺岡 篤志(てらおか・あつし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞で社会部、東日本大震災の専任担当などを経て2016年4月から日経ビジネス記者。自動車、化学などが担当分野。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

長野県北部に住む者です。オールシーズンタイヤは冬タイヤとしては危険な代物です。雪道や凍結路でも使用できるような記事は拡散しないでほしいです。都心の降雪時などならば使用できるかもしれませんが、このタイヤでスキーにいくのはリスキーです。事故の増大を招きます。また、昨今の大雪で山梨や軽井沢で数日間にもわたる交通マヒなどを誘因することにもなりかねません。
オールシーズンタイヤは非降雪地や温暖な太平洋沿岸部では4シーズン使えると使用可能な地域を明示するべきです。中央道、東北道などでは降雪時にJHが全車両に対して冬用タイヤかチェーンを巻いているかを全数チェックしてます。このオールシーズンタイヤでは通行できないです。(2017/01/10 11:05)

ドイツのミュンヘン在住ですが、少なくとも知り合い20人ほどにはオールシーズンタイヤを使っている人は1人もいません。雪がないときにはスピード制限もありますし、肝心の降雪時の走行に際しても冬タイヤよりも性能が落ちるためかと思います。「欧米では」というのはメーカーの発表文を基にしているものと思いますが、欧米というのは地理的には非常に広いです。一般化して記事にする前に独自で検証なさったほうが良いと思います。(2017/01/10 10:34)

「降雪時にタイア交換が面倒くさい、必要性が理解できない」「雪専用なんて金がかかってしょうがない」というだけの米国民に対してでっち上げたともいえるのがオールシーズンタイヤです。雪に対しても乾燥路に対しても中途半端な性能しか持っていないため、とにかく不精なクルマ生活が送りたいという市場でないと売れません。記事中に「欧米では、、」とありますが、北米以外では市場がありません(使い物にはならないため)。欧州では気温が下がるとウインタータイヤに交換します。スイスではスパイクを打ち込んだウインタータイヤを使う人もいますが、これには税金が余分にかかります(道路を傷めるため)。日本では、雪上での移動ができるように作られたスノータイヤから始まり、スパイクを打てない社会情勢に従って、低速だが積雪や凍結路面でも使えるものができました。しかし高速道路での性能もあまり要求されない日本で生まれたのは「スタッドレスタイヤ」という言葉だけです。欧州ではフェラーリのサイズまでウインタータイヤが販売されています。北米原産のオールシーズンタイヤとは全く異なるアプローチで作られた製品であり、注目に値します。(2017/01/10 10:31)

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