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トランプ政権の“チンガール”に怯えるメキシコ

メキシコ社会人類学高等研究所の所長が分析

  • 平井 伸治

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[1/4ページ]

2017年1月19日(木)

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 2017年1月20日、ドナルド・トランプ氏が米大統領に就任する。トランプ新政権のキーパーソンとなる人物たちの徹底解説から、トランプ氏の掲げる多様な政策の詳細分析、さらにはトランプ新大統領が日本や中国やアジア、欧州、ロシアとの関係をどのように変えようとしているのか。トランプ氏の半生解明から、彼が愛した3人の女たち、5人の子供たちの素顔、語られなかった不思議な髪形の秘密まで──。日経ビジネスが、総力を挙げてトランプ新大統領を360度解剖した「トランプ解体新書」が発売されました。今回の記事も、「トランプ解体新書」に収録したものです。本書もぜひ手に取ってご覧ください。

 メキシコで18年間暮らしているが、いつも陽気な印象の国民性とは打って変わったどんよりした憂鬱なムードが漂う日を2回体験している。

 1度目は、2002年日韓共催ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、メキシコ代表と米国代表が対戦した翌日だ。この試合に勝てば、メキシコは初のベスト8進出が決まる。同じ北中米カリブ地域で戦ってきた国であり、絶対に勝たなくてはいけない大一番である。隣国の大国との政治力・経済力の差は揺るぎない現実であっても、少なくともサッカーでは、米国を上回ってきたメキシコにとって、割合楽な対戦相手のはずだった。

 ところが、この試合でメキシコ代表はまさかの敗北を喫する。翌日、道行くメキシコ人の暗い表情、昨晩のサッカーの試合のことには言及しないメキシコ人の友人。マスメディアでは、大舞台で米国代表に負けた屈辱を報道するものの、いつもはエネルギッシュなコメントばかりするスポーツ番組の解説者たちの動揺を隠せない口調も印象的であった。メキシコはサッカーでも米国に負けてしまったのだ。

 そして、2回目の体験は2016年の11月9日。米国の大統領選の投票日の翌日だ。

メキシコと米国の間にある国境。カラフルだが「SOS」と書かれている(写真:Guillermo Alonso提供)

コメント3件コメント/レビュー

アメリカ人の雇用を奪ってるのは不法移民ではなく不法移民を使う企業ではないかと思いますが、そこについてはトランプ氏はどう思ってるんでしょうね。壁を建てるよりも不法移民を雇用した企業に莫大な反則金を払わせる方が安上がりに思えますが。(2017/01/19 14:25)

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いただいたコメント

アメリカ人の雇用を奪ってるのは不法移民ではなく不法移民を使う企業ではないかと思いますが、そこについてはトランプ氏はどう思ってるんでしょうね。壁を建てるよりも不法移民を雇用した企業に莫大な反則金を払わせる方が安上がりに思えますが。(2017/01/19 14:25)

オバマ・トランプのずっと前から、メキシコ人との雑談で一番盛り上がるのはアメリカの悪口です。それにしてもチンガールチンガールと何度も書かれると、スペイン語が分かる身としては思わず赤面してしまいますが。(2017/01/19 12:42)

子供の頃、ジョン・ウェイン主演の映画をいくつも見たが、その中に主人公がメキシコ軍と戦争していた。「アラモの戦い」だったと思う。映画ではメキシコ側は「悪」として描かれていた。同じくジョン・ウェイン主演の他の映画でアメリカ・インディアンと主人公が戦う物語でも、インディアンは野蛮で残酷な「悪者」として描かれ、奇兵隊が応援に駆けつけると自分を含む観客は拍手して「悪者をやっつけろ!」と声を出したものだ。歴史というのは、おおよそ勝者が書いたものが正史となるのが一般的で、敗者はほとんどの場合「悪者」扱いされ、正義である勝者が悪を「正した」と説明される。日本に住む外国人が、「日本の歴史教科書は間違った内容で書かれている。」と発言するのは、彼らが学校で教わった「正史」の内容と食い違うからだ。日本の教科書に書かれている近代史が客観的に正しい内容なのかどうかは、戦後生まれの私には分からない。然し、アメリカ側の立場で書かれた「太平洋戦争」も100%事実だけを述べていると考えるのは、おそらく間違いだと思う。アメリカ(合衆国)は建国以来負け知らずで、歴史上は常に「正義の味方」であった。唯一の例外はベトナム戦争だが、これも米軍は「撤退」したのであって負けたのではない。おそらくベトナムの教科書では「枯葉剤など毒を撒き散らした残忍な米軍に勝った!」とでも描かれている事だろう。この様に、アメリカは常に「君臨」し続けている。なので、「敗者の気持ち」は理解出来ない国である。三十数年前にロサンゼルス近郊のディズニーランドを訪れた時、待ち行列で長い列の中で待っていると、「メキシカン」達がぞろぞろ後ろから追い越して行く。行く先には一人のメキシコ人が列に並んでおり、「ズルではない」と胸を張っていた。周りの白人達は白い目で睨み、ブツブツ言うが、面と向かって文句を言う人はいなかった。「メキシコ人は行儀が悪い」という様な事を彼ら同士話していたと記憶する。メキシコからの不法移民を送還したり、新たに入ってこない様にするのは良いが、米国内のメキシコへの移転を個別企業攻撃で撤回させる強引さは許し難い。不法移民の原因は両国の「格差」であり、その格差をますます大きくする政策だからだ。トランプ次期大統領の様な人間を「人でなし」と言う。(2017/01/19 08:57)

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