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EVは見せ球? VWが日本で「ディーゼル車推し」

2018年3月20日(火)

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 独フォルクスワーゲンが日本市場にディーゼル車の新型車を投入する。グローバルにはEVシフトを強めているようにも見える中での「ディーゼル推し」。EVを“見せ球”にするVWの戦略の裏側を探ると、2つの現実が見えてくる。

(日経ビジネス2017年10月23日号より転載)

日本に投入する「Passat TDI」シリーズ。日本の厳しい環境規制に適合させた(右上は搭載するディーゼルエンジン)

 独フォルクスワーゲン(VW)が2018年初めにもディーゼル車「Passat(パサート)TDI」シリーズを日本市場に投入する。欧州などでは15年7月から導入していたが、ようやく日本でも売り出されることになる。

 VWのディーゼル車といえば、15年9月に発覚した排出ガスの不正問題が記憶に新しい。不正なソフトウエアを使い、排出ガスの試験時だけ有害物質の排出を減らす一方、通常の路上走行時には規制値を大幅に超える窒素酸化物などを排出していたのだ。

 世界最大級の自動車メーカーの不正に高まる批判。VWは米国でのディーゼル車販売の中止に追い込まれ、日本でもブランドは大きく傷ついた。日本の輸入車市場では15年度に首位の座を独メルセデス・ベンツに献上。16年度は独BMWにも抜かれ3位に沈んだ。

 販売戦略が大きく揺さぶられる中、VWがグローバルで打ち出したのが、グループを挙げてのEV(電気自動車)シフトだ。9月には25年までに50車種のEVを発売する計画を発表。日本でも17年中に主力車「ゴルフ」のEV「eゴルフ」を投入する。

 ディーゼルからEVへ──。そんな流れを強める最中に、なぜ、日本ではディーゼル車なのか。

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「EVは見せ球? VWが日本で「ディーゼル車推し」」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部などを経て、2017年1月から日経ビジネス副編集長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

寺岡 篤志

寺岡 篤志(てらおか・あつし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞で社会部、東日本大震災の専任担当などを経て2016年4月から日経ビジネス記者。自動車、化学などが担当分野。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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