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崖っぷちの民進党、「前原新代表」に早くも暗雲

険しい野党再編への道のり、「離党ドミノ」継続も

2017年9月5日(火)

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民進党の新代表に選出された前原誠司氏。(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 「非常に難しい船出だという思いを強くした」

 9月1日、民進党の代表選で勝利を収めた直後というのに前原誠司新代表の表情からは笑みが消えていた。投票結果に衝撃を受けたためだ。

投票結果に衝撃

 まずは投票した国会議員142人のうち8人が無効票を投じたことだ。8票もの無効票が出るのは異例の事態。民進内では「離党予備軍」との見方が広がっている。

 民進では今年4月以降、長島昭久衆院議員や細野豪志元環境相など離党者が相次いでいる。いずれも共産党との共闘路線に反発し、民進での政権奪還は不可能と判断しての行動だった。

 さらに民進は7月の東京都議選で5議席にとどまる惨敗を喫し、蓮舫氏の代表辞任につながった。党勢の衰退に一刻も早く歯止めを掛け、これ以上の「離党ドミノ」を防ぐのが前原氏の役割となるはずなのに、いきなり厳しい現実を突きつけられた格好だ。

 もう1つの理由が、枝野幸男氏が事前の予想以上に得票を伸ばしたことだ。「政治はリアリズムだ」と訴える枝野氏は共産との選挙協力の継続に前向きだった。

 地方では昨年の参院選での実績などを踏まえ「民共融合」が定着しつつあるところも少なくない。

 特に国会議員票が想定よりも多く枝野氏に流れたことは、「前原氏の大勝を許せば党運営を前原陣営に好き勝手にされかねない」といった懸念に加え、共闘路線への支持が根強い証左と言える。

 共産との共闘路線を見直さなければ保守系議員らの離党が続く可能性が大きい。一方で共闘の継続を求める勢力が影響力を残したことで路線の転換に踏み切るのも容易ではない──。

 前原氏は早くもこうした難しい状況に直面しているのだ。

 「これで前原さんは左派系議員を切る純化路線が取りにくくなったはずだ」。代表選で枝野氏を支援した中堅議員はこう漏らす。

 こうした事情を踏まえ、前原氏は枝野氏を支援したリベラル系にも配慮したバランス重視の新執行部体制を固めた。新たな幹事長に山尾志桜里元政調会長を起用。枝野氏は代表代行に充てる。

 前原氏の選挙対策本部長を務めた大島敦元総務副大臣も代表代行に起用する。選挙対策委員長には枝野氏を支持した長妻昭元厚生労働相が就任する。

 衆院当選2回で43歳の山尾氏の起用で党の刷新感を示すとともに、枝野氏や長妻氏を重要ポストに起用することで党内融和にも注力する姿勢を示そうというわけだ。

その後、前原氏は山尾氏の要職への起用を断念、大島氏を幹事長に充てた。

[2017/09/05 17:00]

コメント37件コメント/レビュー

そもそも前原氏は、外国人と知った相手から献金を受け取るという重大な犯罪をおかしてるのに、なんの説明もなくうやむやにして、何の反省もなく党代表としてでてくるというのがたちが悪い。そこらへんも、きちんと追求すべきでしょう。とはいえ、うやむやにして、都合のいい事だけをいい、責任はとらないという姿勢は、民進党の党首としてはふさわしいのかもしれません。(2017/09/07 14:33)

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「崖っぷちの民進党、「前原新代表」に早くも暗雲」の著者

安藤 毅

安藤 毅(あんどう・たけし)

日経ビジネス編集委員

日本経済新聞社で経済部、政治部などを経て2010年4月から日経ビジネス記者。2012年4月から現職。政治、経済政策を中心に執筆している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

そもそも前原氏は、外国人と知った相手から献金を受け取るという重大な犯罪をおかしてるのに、なんの説明もなくうやむやにして、何の反省もなく党代表としてでてくるというのがたちが悪い。そこらへんも、きちんと追求すべきでしょう。とはいえ、うやむやにして、都合のいい事だけをいい、責任はとらないという姿勢は、民進党の党首としてはふさわしいのかもしれません。(2017/09/07 14:33)

今なら「幹事長落ちた、日本死ね」とつぶやいても誰も批判しないどころか憐れみの目で見てくれると思いますよ、山尾さん。同情票が集まるかどうかは分かりませんが。(2017/09/07 10:09)

記事:●「非自民」「反共産」「憲法改正」などを旗頭に、自民に代わりうる保守中道の政党を作り上げていく●前原氏が掲げているのは「中福祉中負担」●「前原さんは改憲論議に慎重な勢力に配慮し、結局身動きが取れなくなるのではないか」●世論も健全な野党や批判の受け皿となる勢力を求めている。
⇒★コメント:合従連衡はどうでもよい、として欲しい。つまり、非自民、反共産、などの政治闘争を求めるのはやめて、政治の本筋である社会の設計図を示して欲しい。友愛、とか、不幸極小の社会、とか、官からの奪取、とかの理念の元、社会設計にまい進し、目指す具体的な社会像を国民に示すべきだ。その具体像が支持されれば、結果は付いて来る。
⇒★注文:影の内閣、とか、「野党」とか、「批判の受け皿となる」とか、憲法の趣旨に背く考え方は止めにして、つまり、憲法の3権分立を実体化させる、と言う考え方に立って、国会の委員会での活動を活発化させ、社会改善の議論を提起して欲しい。好い事を言っていれば、自ずと国民に知れ、言う事が好ければ支持も増える、と思う。(2017/09/06 20:34)

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