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オリンパス社長が語るソニーの「実力」

注力事業の外科領域で新製品発売、営業も強化

2017年10月18日(水)

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 オリンパスが外科手術用の新製品を近く発売する。ソニーとの共同出資会社であるソニー・オリンパスメディカルソリューションズ(SOMED、東京都八王子市)が開発した手術用顕微鏡で、4K映像で患部を映し出せる。2021年3月期を最終年度とする中期経営計画で、連結売上高1兆1000億円の目標を掲げるオリンパス。売上高の約8割を占める医療事業でさらなる成長を目指し、競合に後れを取る外科領域でシェア拡大に注力する。SOMEDへの期待や中計の進捗状況、課題について、笹宏行社長に聞いた。

(聞き手は内海真希)

日経ビジネスのインタビューに応じたオリンパスの笹宏行社長(写真:的野弘路、以下同)

消化器内視鏡では世界シェア70%を誇る一方、外科領域のシェアは2割ほど。海外競合と比べ、技術面でソニー・オリンパスメディカルソリューションズ(SOMED)が抜きんでている点は。

笹宏行社長(以下、笹):ソニーと当社が共同出資したSOMEDは、主に外科手術用内視鏡や関連システムの開発を手掛けている。4Kという技術トレンドがある中で、当初からオリンパスだけでできるレベルではないと思っていた。そのパートナーとなってくれたのがソニーだ。彼らのイメージング関連技術の高さと、引き出しの多さは素晴らしい。

 ソニーは放送局用の技術で世界をリードしている。4Kも広く使われるようにならないと一般化しないし、製品価格も高いまま。先行して手掛けていたソニーは、当社にとってはまたとないパートナーだ。

 医療機器は言うまでもなく品質の高さが求められるし、医療特有の色調や見え方もある。HD(ハイビジョン映像)に比べて4Kはデータ量が膨大になる。手術現場ではそれを遅延なく転送し表示させなければならないが、これは至難の業だ。医療現場でのノウハウを持つ当社と、4K関連で高い技術を持つソニーが組むことで達成できた。このような協力関係を競合他社は真似できない。

コメント1件コメント/レビュー

例えば外科手術に4K動画をリアルタイムで活用するには手術部位をディレイなく確認できる非圧縮伝送が必須だ。この4K非圧縮伝送を実現するには12Gbps以上をサポートするハードウエアも必須。ところがソニーが得意とする放送業界でもカメラやスイッチャー間で使用するSDIの4K対応は中々進んでいない。
現実問題今の4K放送機器のほとんどはHDビデオの非圧縮伝送を、既存の3Gbpsの「3G-SDI」ケーブルを4本も使用して、やっとで4Kビデオ動画を転送している。外科手術用の機器ではそんな無様なインタフェースは許されない。もちろん家庭用4KTVと違い手術現場ではディレイが生じる圧縮伝送も使えない。
こうした4Kを医療に活用する上での課題をソニーがどのように解決し、オリンパスがどのように実機に搭載したか?そういう技術面の解説がないため、ソニーの実力の中身が分からなかった点が残念な記事だった。これではオリンパス社長の営業的な宣伝記事で終わってしまう懸念がないだろうか。(2017/10/18 09:49)

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「オリンパス社長が語るソニーの「実力」」の著者

内海 真希

内海 真希(うつみ・まき)

日経ビジネス記者

2009年日経BP社入社。医師・薬剤師向けの専門誌である日経メディカル、日経ドラッグインフォメーションを経て、2017年4月から日経ビジネス記者。電機、製薬、医療制度などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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例えば外科手術に4K動画をリアルタイムで活用するには手術部位をディレイなく確認できる非圧縮伝送が必須だ。この4K非圧縮伝送を実現するには12Gbps以上をサポートするハードウエアも必須。ところがソニーが得意とする放送業界でもカメラやスイッチャー間で使用するSDIの4K対応は中々進んでいない。
現実問題今の4K放送機器のほとんどはHDビデオの非圧縮伝送を、既存の3Gbpsの「3G-SDI」ケーブルを4本も使用して、やっとで4Kビデオ動画を転送している。外科手術用の機器ではそんな無様なインタフェースは許されない。もちろん家庭用4KTVと違い手術現場ではディレイが生じる圧縮伝送も使えない。
こうした4Kを医療に活用する上での課題をソニーがどのように解決し、オリンパスがどのように実機に搭載したか?そういう技術面の解説がないため、ソニーの実力の中身が分からなかった点が残念な記事だった。これではオリンパス社長の営業的な宣伝記事で終わってしまう懸念がないだろうか。(2017/10/18 09:49)

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