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「IoTボール」で未来の大谷選手を育成

200kmの剛速球も夢じゃない

2018年4月26日(木)

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野球選手の育成や、野球の楽しみ方にIT(情報技術)を活用する動きが広がっている。センサーで投球データを詳細に分析できるボールや、人間の能力を拡張する技術が登場。野球人口の減少を食い止め、少年少女を引きつける魅力を発信できるか。

(日経ビジネス2018年3月5日号より転載)

(写真=竹井 俊晴)

 3月30日の開幕に向け、熱気が高まるプロ野球。160kmを超える剛速球と場外に消えるホームラン。米大リーグに挑戦する大谷翔平選手のように、一流選手たちのプレーは多くの観客を魅了する。その技をIT(情報技術)でさらに高める取り組みが始まっている。

アクロディア
コンセプトは「ボールが全てを知っている」
●テクニカルピッチで収集・分析できるデータの種類
回転数 投球期間のボールはどのぐらい回転しているか
回転軸 ボールが水平面に対し、どの角度で回転しているか
球速 投球期間にどのぐらいのスピードが出ているか
球種 ストレート、変化球などどのような球種を投げたか
変化量 ボールが上下左右にどのぐらい変化しているか
(写真=竹井 俊晴)

ボールを投げることで収集した各種データをスマートフォンに自動送信。専用アプリで簡単に測定結果を確認し、ピッチングの改良に生かせる。巨人で活躍した中村稔氏(写真右)の指導にも熱が入る

(写真=竹井 俊晴)

ボールを投げることで収集した各種データをスマートフォンに自動送信。専用アプリで簡単に測定結果を確認し、ピッチングの改良に生かせる。巨人で活躍した中村稔氏(写真右)の指導にも熱が入る

テクニカルピッチの独自データとして、投手が構えてからボールをリリースするまでの腕の振りの強弱も計測。グラフによって分かりやすく示すことができる

 「ナイスボール!」「どんどんいこう!」。2月中旬、千葉県佐倉市にある敬愛大学のグラウンドでは、野球部の投手らがある「ボール」を次々に投げ込んでいた。使うのは、IT企業のアクロディアが昨年12月に発売した「Technical Pitch(テクニカルピッチ)」。見た目は普通の硬式球だが、あらゆるものがネットにつながる「IoT」を生かし、ピッチング技術を大きく伸ばすための秘密兵器だ。

 ボールの中心部には「加速度」「地磁気」「角速度」を、それぞれ3軸方向で検知できる計9軸のセンサーが内蔵されている。投手の細かいピッチング動作やボールの軌道に合わせ、捕手のミットに届くまでの詳細なデータを収集する。

 使い方は簡単だ。スマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードし、ボールとアプリを近距離無線通信「ブルートゥース」でペアリングすることでセンサーを起動。あとはボールを投げれば、各種データが自動的にアプリに送信・蓄積される。

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「「IoTボール」で未来の大谷選手を育成」の著者

河野 祥平

河野 祥平(こうの・しょうへい)

日経ビジネス編集記者

2006年日本経済新聞社入社。社会部、消費産業部などで警視庁、ネット業界などを担当。直近では企業報道部でビール・清涼飲料業界を取材。2015年4月から日経ビジネス。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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