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遺伝子を自由に「編集」する時代に入った

「ゲノム編集」がもたらすインパクトを専門記者が徹底解説

  • 久保田 文

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2017年5月24日(水)

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 バイオ業界に革新をもたらした新技術「ゲノム編集」を専門誌の記者が分かりやすく解説する。遺伝子を自由に編集できるようになれば、医療だけでなく食料生産も大きく変わる。
(写真=アフロ)

 米グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリン氏や米フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏などが創設したブレークスルー賞。自然科学に画期的な貢献をした科学者に贈られる国際的な学術賞だ。

 2015年に生命科学部門でブレークスルー賞を受賞したのが、ジェニファー・ダウドナ氏(米カリフォルニア大学バークレー校教授、52歳)とエマニュエル・シャルパンティエ氏(スウェーデンのウメオ大学教授、48歳)の2人の女性研究者だった。

 プレゼンターを務めたハリウッド女優のキャメロン・ディアスさんと並んでも、遜色がないほどの美貌の持ち主(下の写真参照)であることも話題を集めた。2人はノーベル賞の獲得も確実視されている。

2015年のブレークスルー賞(生命科学部門)を受賞したジェニファー・ダウドナ氏(右から2人目)とエマニュエル・シャルパンティエ氏(右から3番目)。右端のキャメロン・ディアスさんに劣らぬ美人であることも話題に(写真=Kimberly White/Getty Images)

 国際的に高い評価を受けているのは、「ゲノム編集」と呼ぶ技術を大きく発展させたからだ。

 ダウドナ教授とシャルパンティエ教授の共同研究チームは、ゲノム(全遺伝情報)を構成するDNAの中から標的とする塩基配列を選び出し、指定された位置でDNAを切断する人工酵素(これをクリスパー/キャス9と呼ぶ)を開発した。あたかもゲノム上の狙った位置に定規を当てて、必要な場所にハサミを入れるイメージだ。

 現在までにヒトも含めた数千種類の生物について、ゲノム上の全ての塩基配列が解読されている。その配列情報を基に、例えばAという遺伝子の機能を止めたければ、その塩基配列を切断する人工酵素と核酸(ガイドRNA)を合成して細胞に加えればいい。これをノックアウトと呼ぶ。

 また、人工酵素などと共に外部から別の遺伝子を細胞に加えておけば、切断されたDNAが修復される際に目的の遺伝子をDNAに挿入(ノックイン)することもできる。

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