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脳に“ウソ”を信じ込ませる秘訣がある

次世代VR(仮想現実)がもたらすインパクトを解説

2017年6月8日(木)

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(写真=Yagi Studio/Getty Images)

普及が進むVR(仮想現実)をさらに進化させる研究が進んでいる。触覚や人間の脳の錯覚を利用し、実際のモノに触っている現実感をもたらすものだ。手術のシミュレーションや高齢者の生活補助、マーケティングなど応用は無限に広がる。

 バーチャルリアリティー(VR=仮想現実)の普及が急速に進んでいる。2016年10月13日にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が「プレイステーション VR」(税抜き4万4980円)を発売したことで、家庭でも気軽にVRを楽しめるようになった。

 今、このVRをエンターテインメント領域だけでなく、会社や医療機関での業務補助や家庭での生活支援といった幅広い用途にも生かす「次世代VR」の研究が大学を中心に進められている。

 現行のVRは、HMD(ヘッドマウントディスプレー)から流れる3D映像と音声をユーザーの動きと合わせることで、あたかも映像の世界に入り込んだように感じさせるもの。一方の次世代VRは、視覚と聴覚に加えて触り心地などの触覚にも働きかけるのが特徴だ。HMD内に広がる世界をよりホンモノに感じることができる。次世代VRを研究する立命館大学の木村朝子教授は「10年ほどで実用化に向かうのでは」という見解を示す。

 例えば、家の内装を変えたい時、CG(コンピューターグラフィックス)を駆使すれば、パソコン画面上で壁紙を替えたり家具を再配置したりといったシミュレーションができる。ここに通常のVRを導入すれば、家具の大きさや空間の広さ、壁紙の見え方などを様々な位置から確認できるようになる。

 次世代VRではさらに、テーブルやソファ、壁に触れてみて、触り心地やテーブルの高さが自分の背丈に合っているかまで分かる。

 インテリア関連の商材を扱う会社が販促に生かすことはもちろん、応用すれば工場の作業を新米作業員に教える場面などでも役立てられる。木村教授は、「触感が加われば用途を大幅に広げられる。教科書に登場する鳥や昆虫を手で触れられるようになる。病院では、外科手術の前に医師が実際に患部を切る感覚でシミュレーションもできる」と説明する。

 次世代VRの研究でポイントになるのが、「いかにシンプルな機器で人にホンモノだと感じさせるか」にある。

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「脳に“ウソ”を信じ込ませる秘訣がある」の著者

松浦 龍夫

松浦 龍夫(まつうら・たつお)

日経ビジネス編集記者

2002年同志社大学商学部を卒業、同年日経BP社入社。日経コンピュータや日経ニューメディアでIT・通信を担当し、2012年に日本経済新聞社へ出向。2015年4月から日経ビジネス記者。現在は電気・ガス、ガソリンなどエネルギー分野を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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