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アルコール依存症の人は、頑なに認めない

飲むべきか、飲まざるべきか、それが問題(1)

2018年6月18日(月)

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お酒を飲む人にとって他人事ではないけれども実態はよくわからない「アルコール依存症」。最近では、酔っ払って問題行動をとった某グループのメンバーが、アルコール依存症ではないかということが話題になりました。果たして、依存症にならずに健康的にお酒を飲むにはどうしたらいいのか。「元アル中」コラムニストで『上を向いてアルコール』の著者・小田嶋隆さん、酒ジャーナリストで『酒好き医師が教える最高の飲み方』の著者・葉石かおりさん、同書の監修者である肝臓専門医の浅部伸一さんが語り合います。

依存症は、何年断酒しても完治しない

小田嶋隆(おだじま・たかし)
1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。近著は『上を向いてアルコール』(写真:鈴木愛子、以下同)

葉石かおり(以下、葉石):浅部先生は肝臓が専門の医師ですが、ご自身も酒好きで、プロフィールには「好きな飲料はワイン、日本酒、ビール」と書かれています(笑)。そんな浅部先生に「アルコール依存症」という呼び方について、まずお伺いしたいと思います。これって、昔は「アルコール中毒」、通称「アル中」と言われることが多かったのではないでしょうか。

浅部伸一(以下、浅部):そうですね、中毒というのは、毒性のある物質で身体に障害が起こったり、病気になったりすることを指します。だから今でも、アルコールを短時間にたくさん摂取した結果、倒れてしまったりするのは「急性アルコール中毒」と呼んでいます。

 一方で依存症というのは、毒物そのものの害というよりも、ある物・ことをやめたくてもやめられない精神状態になることです。

小田嶋隆(以下、小田嶋):私もかつてアルコール依存症になり、その後20年にわたって断酒しているのですが、かつての主治医は、「アルコール依存症のほうが医学的には正しいけれど、その言い方は患者を甘やかすことになるから好まない」と言っていましたね。

 「依存」というと「病気で苦しんでいるかわいそうな人」みたいなニュアンスが出てしまう。いや、病気なのは確かなのですが、それで本人が「病気だから飲んじゃうんだよね」と思っていたら絶対治らない。だからあえて、「アル中」と言っていたそうです。

葉石:厳しい先生ですね……!

小田嶋:その先生は、「アル中を克服する」という言い方も間違っていると言っていましたね。いったん依存症になった人は、何年酒をやめていようと、それは坂道の途中でボールが止まっているような状態なのだと。頭の中には「飲み出したらやめられない回路」がしっかり組み込まれているから、断酒後何年たっても、一度飲んでしまったら、ボールはごろごろと坂を転げ落ちていく、と言っていました。

 「元アル中患者」は、1杯目を飲まないで我慢することはできるんですよ。でも、もし1杯目を飲んでしまったあとに2杯目を我慢することは、絶対にできません。

コメント7件コメント/レビュー

旦那の事をアル中だと思っていました。
クズみたいな事を平気でするのは病気だから、本人が認めて治療、回復すればなんとかなる。と思っていましたが、最近はこれがこいつの本性なのだと思い離婚の手続きに入ってもめています。
ただ、疑い始めてからアル中を検索しまくってその恐ろしさを知りお酒が飲めなくなりました。それだけは良かった。(2018/09/08 11:06)

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「アルコール依存症の人は、頑なに認めない」の著者

崎谷 実穂

崎谷 実穂(さきや・みほ)

ライター/編集者

北海道札幌市生まれ。人材ベンチャーでコピーライティングを経験後、広告制作会社で新聞広告を担当、100名近くの著名人などに取材。2012年に独立。ビジネス系の記事、書籍のライティング・編集を中心に活動。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

旦那の事をアル中だと思っていました。
クズみたいな事を平気でするのは病気だから、本人が認めて治療、回復すればなんとかなる。と思っていましたが、最近はこれがこいつの本性なのだと思い離婚の手続きに入ってもめています。
ただ、疑い始めてからアル中を検索しまくってその恐ろしさを知りお酒が飲めなくなりました。それだけは良かった。(2018/09/08 11:06)

私も若い頃は毎日のように付き合いで結構な量の酒を飲んでいました。
でも、歳を取るにつれて酔いやすくなり、今では晩酌の缶ビール1本でも寝てしまう体たらくです。
決して嫌いなわけではないのに依存症との違いはどこにあるのでしょうか。
やはり遺伝子的な体質があるような気がしてなりません。(2018/06/18 17:25)

読んでて不安になってきた。ほぼ全て当てはまる友人がいる。
違うのは酒の種類を何故かビールに限定していることだけ。
ただ、味わっている風ではない。

彼は、痛風を発症した際に薬を飲むことができずに苦しんでいた。
肝機能が低下しており、処方できなかったとのこと。

上記を認識していながら、彼は今でも酒を飲む。
まだ40代後半だ。(2018/06/18 16:17)

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