• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「発達障害」を知るための3冊

「職場の問題児」の才能を引き出すには

  • 宇山 恵子

バックナンバー

[1/2ページ]

2017年8月21日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

(日経ビジネス2017年6月19日号より転載)

 職場うつ、過労死、パワハラなど職場のメンタルヘルスが社会問題になっている。管理職が部下の心の健康に注意を払う必要が強く求められる中、空気が読めない、気持ちが通じない、すぐ落ち込む、人のせいにするなど組織の中で問題視される人材をどう活用するかは悩ましい問題だ。

 しかし社会は強烈に「心のバリアフリー」と「上司のメンタルヘルスに関する管理責任」を求めている。まず重要なのは、職場で問題視されるスタッフがどんなバリアーを抱えて悩んでいるのかを正しく知ることだ。よく耳にするようになった発達障害はおもにアスペルガー症候群を含む自閉症スペクトラム障害(ASD)と、注意欠如多動性障害(ADHD)を指す。これらの障害には強いこだわり、多動・衝動的な行動、共感性の欠如などの特徴があり、それが原因となって孤立やいじめ、引きこもり、出社(登校)拒否、薬物依存など深刻な状況に陥ってしまうこともある。

 『発達障害』は、ASDやADHDをはじめとする発達障害の患者と向き合い、診療を続けて来た精神科医である筆者が、その経験をもとに実例を挙げながら分かりやすく解説する。発達障害の原因、特徴、診断基準、薬物治療から、自立に向けたデイケア、キャリアサポートなどについて臨床医の立場から多面的な情報も提供している。

発達障害
岩波 明著
820円(文芸春秋)


発達障害の臨床研究の第一人者である筆者が、多数の治療事例をもとに分かりやすく解説する。入門書として役立つ一冊。

多様性を受け入れる職場へ

 『ADHDでよかった』は、幼少期から衝動的な行動や多動、好きなものへの強い執着などがあり「困った人」といわれ続けた筆者が、世界銀行のコンサルタントに採用されるなど、ADHDを克服するまでの紆余曲折を生き生きと描いている。アポイントメントの入れすぎ、安請け合い、忘却癖などを克服するために筆者が考えたスマートフォンを活用してのADHD攻略法は、通常のビジネスシーンでも参考になりそうだ。

ADHDでよかった
立入勝義著
740円(新潮社)


多動、不注意、衝動行動などで問題児だった筆者が34歳でADHDと診断され、欠点を才能に昇華させる生き方を書いている。

コメント1件コメント/レビュー

私ならまずこれをお勧めしますね。

「自閉っ子、こういう風にできてます!」(ニキリンコ, 藤家 寛子 著)

アスペな我が子の理解不能な挙動について、初めて納得のいく解説を与えてくれた本でした。
「見えないものは、ない」、「身体取り戻しマニュアル」という発想など、定型の人が読むと驚きの連続だと思いますよ。(2017/08/21 09:03)

オススメ情報

「トレンド・ボックス」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

私ならまずこれをお勧めしますね。

「自閉っ子、こういう風にできてます!」(ニキリンコ, 藤家 寛子 著)

アスペな我が子の理解不能な挙動について、初めて納得のいく解説を与えてくれた本でした。
「見えないものは、ない」、「身体取り戻しマニュアル」という発想など、定型の人が読むと驚きの連続だと思いますよ。(2017/08/21 09:03)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

旅行業だけを追いかけて大きな成長が 見込める時代ではなくなりました。

高橋 広行 JTB社長