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「起業支援のピクサー」は日本を救うか

フィル・リービン氏も始めたスタートアップスタジオの可能性

2017年11月9日(木)

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 「技術立国」──。かつてそう呼ばれていた日本。自動車や精密機器などのメーカーは、その技術力の高さ、品質の良さで今も世界の尊敬を集めている。

 しかし、産業全体の勢いを見れば、現在の日本は諸外国の後塵を拝していると認めざるを得ない。

 例えば世界の家電市場は、中国や韓国のメーカーが大きなシェアを占めるようになった。IT産業に目を移しても、2000年代に世界最先端だった「iモード」がガラパゴス化して以降、日本は米国、特にシリコンバレーの企業群に遅れを取っている。

 ここで過去を「たら・れば」で語っても、時すでに遅しだ。なら、未来はどうか。新経済連盟が今年10月24日に主催したイベント『KANSAI SUMMIT 2017』では、日本が新たな技術立国に生まれ変わるかもしれない、明るい「たら・れば」話が披露された。

 話の主は、クラウド文書管理サービスを提供するエバーノートの元CEO(最高経営責任者)フィル・リービン氏。講演テーマは、彼の新会社オール・タートルズが運営する「スタートアップスタジオ」についてである。

フィル・リービン(Phil Libin)氏
ロシア生まれの連続起業家。2007年、インターネット上に文書などを保存・共有するクラウドサービス『Evernote』を開発・提供する米エバーノートのCEO(最高経営責任者)に就任。全世界で約1億5000万ユーザーが利用するサービスに育てた後、15年7月にCEOを退任(ユーザー数は退任時点のもの)。その後は米ベンチャーキャピタルを経て、17年5月に人工知能領域に特化したAIスタートアップスタジオを運営するオール・タートルズ(All Turtles)を創業した

 リービン氏が、「テクノロジーを武器に次々と革新的な作品を生み出してきたピクサーのような存在」と説明したスタートアップスタジオとはどんな組織なのか。そしてこの日、「スタートアップスタジオは日本人と相性が良い」と話したのはなぜか。その理由を紐解いていく。

ハリウッド・スタイルで新規事業を量産

 リービン氏の話を詳しく紹介する前に、まずはスタートアップスタジオについて説明しておきたい。欧米を中心に世界的に増えてはいるものの、日本ではまだ手掛ける事業者が少なく耳慣れない組織だからだ。

 10月20日に日経BP社が発刊した世界初の解説書『STARTUP STUDIO 連続してイノベーションを生む「ハリウッド型」プロ集団』(アッティラ・シゲティ著)には、スタートアップスタジオは「同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織」であり、「起業家やイノベーターが新しいコンセプトを次々に打ち出す上で理想的な場を提供する」と書いてある。

 事業内容をひと言で説明すると「起業支援」になるが、投資、経営助言、ネットワーキングなどを主業務とするベンチャーキャピタル(以下、VC)やアクセラレーターとは異なる点がいくつかある。

コメント1件コメント/レビュー

 非常に論理的で、期待したいのではあるが、現状いまだ片隅で悲観的な愚痴を言い続ける、ネットもできないジジイがいなくなるまでほとんど動けないだろう。
 支援の形は当然の帰結。これまでの支援といえば、”金を出すから全部自分でやれ”だったが、起業から経営へと滑らかに移れたヴェンチャーは少ない。
 これなんぞも、金を出すだけで、口を出し、結局は”ボクは動きたくない”というジジイや小役人の本音だろう。

 なにか世界大戦が終わった時に言われた、「世界で最強の軍隊は、アメリカ人の将軍、ドイツの中間将校、そして日本の兵隊」をイメージさせる。(2017/11/09 07:21)

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「「起業支援のピクサー」は日本を救うか」の著者

伊藤 健吾

伊藤 健吾(いとう・けんご)

日経BP社出版局

ビジネス&転職情報誌『type』や『エンジニアtype』、就活生向け情報誌『type就活』を経て2011年にWebマガジン『エンジニアtype』の初代編集長。2017年に退職、日経BP社へ。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 非常に論理的で、期待したいのではあるが、現状いまだ片隅で悲観的な愚痴を言い続ける、ネットもできないジジイがいなくなるまでほとんど動けないだろう。
 支援の形は当然の帰結。これまでの支援といえば、”金を出すから全部自分でやれ”だったが、起業から経営へと滑らかに移れたヴェンチャーは少ない。
 これなんぞも、金を出すだけで、口を出し、結局は”ボクは動きたくない”というジジイや小役人の本音だろう。

 なにか世界大戦が終わった時に言われた、「世界で最強の軍隊は、アメリカ人の将軍、ドイツの中間将校、そして日本の兵隊」をイメージさせる。(2017/11/09 07:21)

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