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いったい嘘ってなんだろう―嘘の心理学、事始め

文京学院大学 嘘の心理学 村井潤一郎(1)

2017年7月1日(土)

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フェイクニュースだとか、オルタナティヴファクトだとか、嘘とマコトの境界があいまいになりがちなこの2017年。嘘についてあらためて考えるべく、嘘の心理学を専門とする村井潤一郎先生の研究室に行ってみた!

(文=川端裕人、写真=内海裕之)

 都内の池袋駅から東武東上線急行に乗って、20分と少しでふじみ野駅に着く。

 駅前ロータリー近くから無料スクールバスに乗れば、10分もかからずに文京学院大学ふじみ野キャンパスだ。

 案内された建物には、庭に面した窓から光が差し込む天井まで吹き抜けの「アトリウム」があって、まずは、とても明るい印象を受けた。

正面玄関を過ぎたところにある「アトリウム」。学生が集うオープンスペースだ。(写真提供:文京学院大学)

 光というと、なんとなく頭の中で、「真実」とかたく結びついている気がする。たとえば、知られざる事実を明らかにすることを「●●に光を当てる」と表現したりもする。いや、「明らかにする」という表現自体、「明るくする」こととつながっている。

 じゃあ、光に対する「陰」や「影」とはなんだろう。それは、「嘘」「虚偽」「欺瞞」といったものだろうか。

 とっさにそんなことを考えた。

 というのも、ぼくがこのキャンパスを訪ねた理由が、まさに「嘘の研究」について話を伺うためだったからだ。

「嘘」を専門分野とする心理学者、村井潤一郎教授。日本には決して多いとは言えない嘘の心理学の専門家だ。より正確にいうと、「欺瞞的コミュニケーション」の研究を90年代から積み重ねてきた。

 フェイク(偽)ニュースだとか、オルタナティヴファクトだとか、とにかく、虚実の境界があいまいになりがちな2017年において、いったい嘘ってなんだろうという水準で、一度、立ち止まって考えておくべき必要があるのではないか。そのような目当てを持っていた。

ナショナルジオグラフィック2017年6月号でも特集「なぜ人は嘘をつく?」を掲載しています。Webでの紹介記事はこちら

コメント4件コメント/レビュー

嘘はつかれても気づかないことが多いと思います。
気づくのは、嘘というより「間違い」があった場合。

私(A)、初対面のBさん、Bの友人Cさん(過去にAと同じ職場)。

B「Cさんと同じ職場だったそうですね。Aさんがいきなり辞めて大変だったと言ってましたよ。仕事がたくさんあるのに人手が減ってしまって。」

A「え?いきなりじゃないですよ。ちゃんと辞めたい1ヶ月前には社長に言いましたし、それでも、『今辞めてもらっては困る。せめて3ヶ月は待ってほしい。その間に引継ぎを探す。』とおっしゃってましたから、不本意ですが3ヶ月待ってから辞めました。」

B「え??・・・そうなんですか?だってCさんが・・・。で、でも、Cさんはそのことは知りませんでした!(←Bの嘘ですねw 勝手に今付け加えた)」

A「まぁ、Cさんには言ってませんでしたからね。仕方ないですね。事実を伝えておいてください。」

B「・・・。」


---

と、たいした話ではありませんが、こんなことがありました。
初対面のBさんにいきなり人格否定気味に言われて、なんだこいつは?と内心イラつきました。
もう一人、その場に、私と現同僚のDさんがいました。
DさんはBさんと同級生ですが、Bさんのことをすごく嫌っていて避けていました。
その理由がわかった気がしました。

嘘や間違いも重要ですが、人を貶める意図は、Bさんから感じました。
そういう悪意も、嘘と同じかそれ以上に、注意して感じ取らなければいけないな と思いました。

「勉強とは騙されないためにするもの」
嘘について勉強したいです。今後も期待してます。(2017/07/09 14:00)

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「いったい嘘ってなんだろう―嘘の心理学、事始め」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

嘘はつかれても気づかないことが多いと思います。
気づくのは、嘘というより「間違い」があった場合。

私(A)、初対面のBさん、Bの友人Cさん(過去にAと同じ職場)。

B「Cさんと同じ職場だったそうですね。Aさんがいきなり辞めて大変だったと言ってましたよ。仕事がたくさんあるのに人手が減ってしまって。」

A「え?いきなりじゃないですよ。ちゃんと辞めたい1ヶ月前には社長に言いましたし、それでも、『今辞めてもらっては困る。せめて3ヶ月は待ってほしい。その間に引継ぎを探す。』とおっしゃってましたから、不本意ですが3ヶ月待ってから辞めました。」

B「え??・・・そうなんですか?だってCさんが・・・。で、でも、Cさんはそのことは知りませんでした!(←Bの嘘ですねw 勝手に今付け加えた)」

A「まぁ、Cさんには言ってませんでしたからね。仕方ないですね。事実を伝えておいてください。」

B「・・・。」


---

と、たいした話ではありませんが、こんなことがありました。
初対面のBさんにいきなり人格否定気味に言われて、なんだこいつは?と内心イラつきました。
もう一人、その場に、私と現同僚のDさんがいました。
DさんはBさんと同級生ですが、Bさんのことをすごく嫌っていて避けていました。
その理由がわかった気がしました。

嘘や間違いも重要ですが、人を貶める意図は、Bさんから感じました。
そういう悪意も、嘘と同じかそれ以上に、注意して感じ取らなければいけないな と思いました。

「勉強とは騙されないためにするもの」
嘘について勉強したいです。今後も期待してます。(2017/07/09 14:00)

>真実はけっして美しくはない。この世でもっとも美しいものは、真実ではない。終わらない嘘の方だ。
宮部みゆき氏「ペテロの葬列」の一節です。
この著作もテーマは「嘘」、学問的アプローチとは異なり、人が嘘を時には必要とし、噓に依存する心理的欲求の根源についての身も蓋も無い真実の一面を良く表している文章として深く印象に残っています。(2017/07/02 11:51)

人やモノゴトを判断するに、「嘘」と「間違い」は違うとわかっていなければならないと思います。(2017/07/01 10:54)

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