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人のあり方を変えるVRの怖さと大きな可能性

東京大学 大学院情報理工学系研究科 VR ヴァーチャルリアリティ 鳴海拓志(4)

2017年11月25日(土)

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ゲームやイベントのアトラクションなどですっかりおなじみになったVR。だが、視覚と聴覚だけでなく、五感のすべてを人工的に作りだすVRを駆使して、人の認知機能を解き明かしつつ、個人の感情や行動、価値観までをも変える研究に挑む鳴海拓志先生の研究室に行ってみた。

(文=川端裕人、写真=内海裕之)

 VR技術を使えば、感覚を作ることができる。

 そして、感覚を作ることで、行動を変えることもできる。

 さらに行動や体の状態を変えれば感情を変えることができ、感情を変えれば判断を変えることにもつながる。やはり行動を変えることにつながる。

 鳴海さんがしてきた研究の中には、一部、ぞくっとさせられるものがある。

 工学的な仕掛けで人間の性質を明らかにしつつ、どんどん人間像を変えていくような勢いを持つ研究だともいえる。

怖いと感じることもあるVRは、どのように使えばいいのだろうか。

「もちろん、こういった仕組みをさっそくバンバン使いましょうっていう話ではないんです。人ってそういう影響を受けちゃってますよねって、世の中に見せるためのツールとして作ったわけです。実際、試着室で似合っていると思うような仕組みを今すぐうちの売り場に入れてくださいみたいなことを言われても、それは別の話です。ただ、こういったことを何に使ってよくて何に使ってよくないかという議論はしなければならない。それで、議論をするためには、やっぱり体験できる形にしてみないと始まらないんです」

 そりゃあそうだ。

 やってみたらここまでできたと分かったからこそ、説得力があるわけで、もしもこれがなければ、ぼくたちは人間のこういう性質をあまり自覚できないままだったろう。

 そこで思ったのだが、この技術が怖いと感じる理由は2つある。

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「人のあり方を変えるVRの怖さと大きな可能性」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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