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時を超えるVR博物館と未来予測ライフログ

東京大学 大学院情報理工学系研究科 VR ヴァーチャルリアリティ 鳴海拓志(5)

2017年12月2日(土)

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ゲームやイベントのアトラクションなどですっかりおなじみになったVR。だが、視覚と聴覚だけでなく、五感のすべてを人工的に作りだすVRを駆使して、人の認知機能を解き明かしつつ、個人の感情や行動、価値観までをも変える研究に挑む鳴海拓志先生の研究室に行ってみた。

(文=川端裕人、写真=内海裕之)

「デジタルミュージアム」と「ライフログ」というテーマも、鳴海拓志さんの研究室の柱のひとつだ。

 さて、鳴海さんの研究の中で、中心的な関心だという「感覚を作る」クロスモーダルの研究と、「情動・感情を作る」身体化情動の研究から続く流れを見てくるだけで、これだけの深みにはまってしまった。

 実際のところ、鳴海さんがかかわる研究は、デジタルミュージアムと呼ばれるVRやARの博物館や、人の行動を蓄積して未来を予測する「ライフログ」などほかの分野にも、微妙に通底しつつ広がっているので、それらについても軽く言及しておく。

 まずVR博物館については3つデモを見せてもらった。

「幾つかのミュージアムでVRやARを使って、五感を使ったり、体を使ったりして過去を追体験できるみたいなことをしています。我々が研究しているVRって、いきなりお家では使えないけど、ミュージアムに置いてたくさんの人が触ってくれたらフィードバックが得られるし、我々にとっても研究が進んでありがたいんです」

 紹介してもらった「万世橋・交通博物館 思い出のぞき窓」は、最近ポケモンGOで有名になったAR(拡張現実)を使ったもの。2006年になくなってしまった交通博物館の姿を、現地を訪れた人がスマホやタブレットをかざすことで、今の様子と重ね見ることができる。旧万世橋駅駅舎も含めて見渡せて、いながらにして過去と現在を行き来できるような作りになっている。

「万世橋・交通博物館 思い出のぞき窓」の使用例

オススメ情報

「研究室に行ってみた」のバックナンバー

一覧

「時を超えるVR博物館と未来予測ライフログ」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官