• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

ウツを防げ!農業が分泌する「幸せホルモン」

農地保全でパラダイム転換

2018年1月12日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 作物を育てることが、ストレスの解消につながると感じている人は多いだろう。週末に市民農園に通う目的が、野菜を栽培することだけではなく、平日の仕事で疲れた気分のリフレッシュという人も少なくない。

 では、農作業をすることで、実際にどれだけストレスを減らすことができるのか。それを調べて実証し、ビジネスに結びつけようという試みが始まった。順天堂大学とヤンマーのプロジェクトだ。今回はそのキーマンである順天堂大医学研究科の千葉吉史研究員にインタビューした。

「アグリセラピーでパラダイムが変わる」と話す千葉吉史氏

経験を下敷きに

 プロジェクトの中身に入る前に、千葉氏のプロフィルに触れておこう。千葉氏の構想が、農業経営の経験を下敷きにしていることを示すためだ。

 千葉氏はもともと京大農学部の大学院で研究者を目指していた。転機が訪れたのは31歳のとき。すでに博士課程を修了し、博士論文を準備していたころ、ある花の種苗会社が破綻した。千葉氏の家族がその経営に関わっており、「再建を手伝ってくれ」と頼まれた。

 研究者になることを諦めたくないとの思いはあったが、担当教官は厳格な人で、「経営と研究」という二足のわらじをはくことを許さなかった。これで研究者への道は絶たれたかに見えた。

 大学では農学原論を研究していた千葉氏だが、実家のある岡山に戻ると実務家としての手腕を発揮した。まず取り組んだのが債務の圧縮。受け皿となる法人を設立し、再建プランを立て、1年かけて金融機関を説得した。

 ところが再建は思わぬ形で壁にぶつかった。法人を立ち上げた2009年以降、花の値段が暴落し始めたのだ。一戸建てではなく、マンションやアパートに住む人が増えたことで、消費者の花の育て方が、花壇から小さなプランターに変わり、花の市場はそもそも縮小傾向にあった。公共事業が減り、公園の設置が少なくなったことがこれに追い打ちをかけた。

コメント1件コメント/レビュー

氏の今後のご活躍に期待しています。(2018/01/12 13:36)

オススメ情報

「ニッポン農業生き残りのヒント」のバックナンバー

一覧

「ウツを防げ!農業が分泌する「幸せホルモン」」の著者

吉田 忠則

吉田 忠則(よしだ・ただのり)

日本経済新聞社編集委員

1989年京大卒、同年日本経済新聞社入社。流通、農政、行政改革、保険会社、中国経済などの取材を経て2007年より現職。2003年に「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

氏の今後のご活躍に期待しています。(2018/01/12 13:36)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

外交において個人プレーで短期的な成果を手にしようというのは交渉相手の術中にはまり、うまくいかないものです。

齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官