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マルエツ、常設「工場野菜」で掴んだ意外な顧客

キーワードは「もったいない」と「潔癖」

2017年6月30日(金)

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マルエツに登場した「工場育ちの野菜」コーナー(東京都調布市の国領店)

 時間があれば、スーパーや百貨店の食品売り場を見て回ることにしている。野菜の値段がどうなっているかを調べたり、取材先の作物が売れているかを確認したりするためだ。そんななか、マルエツの店頭で面白いものを見つけた。

 スーパーの生鮮売り場では、ふつう最も売れ筋の商品が棚の一番下の段に置いてある。目についたのは、新芽野菜や豆苗で有名な村上農園(広島市)の「ブロッコリースプラウト」だ。隣りには、この連載で幾度か紹介した植物工場ベンチャー、スプレッド(京都市)のフリルレタス「ベジタス」もあった。

ストレートに伝えたほうがいい

 小ぶりの野菜はどれも透明な袋に入っており、パッケージデザインはカラフルで洗練されている。むき出しのキャベツやレタスやニンジンが積み上げられた平台の野菜棚とはずいぶん印象が違う。そんなことを思いながら眺めていると、コーナーの名前が目に入った。

 「工場育ちの野菜」

 「なんと大胆な」というのが最初の感想だった。野菜の魅力について語るとき、ふつう思い浮かぶのは「自然の恵み」といった言葉ではないだろうか。土と水と陽光と、豊かな自然の中で育てるからこそ、おいしくて栄養満点の農産物ができる。そういうイメージを持っている人は少なくないはずだ。

 一方、「工場」という言葉で思い浮かぶものは何だろう。無機的で、硬くて重い機械のイメージだろうか。クリーンルームの中で高度に制御された精密機械を思いうかべる人がいる一方、黒ずんだオイルを連想する人もいるかもしれない。

 「ネーミングを話し合ったとき、工場では硬いという声もありました。もう少し柔らかい感じにするため、『室内育ち』や『何とかファーム』という言葉にしようという意見も出ました。でも、最終的には『ストレートに伝えたほうがいい』ということになりました」

 名前の由来について、マルエツの青果部の担当者はこう話す。

コメント7件コメント/レビュー

外見上同じ野菜でも、意外なところに新しいニーズがあるということですね。今農産物の市場でも、日本人が小売店で買う市場以外に、和食ブームに伴って、和食素材としての市場が、急速に拡大、生鮮素材の輸出までが急増中。和食に伴う醤油や日本酒の輸出拡大で、国産麦や酒米の市場も拡大している時代です。(2017/07/02 21:06)

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「マルエツ、常設「工場野菜」で掴んだ意外な顧客」の著者

吉田 忠則

吉田 忠則(よしだ・ただのり)

日本経済新聞社編集委員

1989年京大卒、同年日本経済新聞社入社。流通、農政、行政改革、保険会社、中国経済などの取材を経て2007年より現職。2003年に「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

外見上同じ野菜でも、意外なところに新しいニーズがあるということですね。今農産物の市場でも、日本人が小売店で買う市場以外に、和食ブームに伴って、和食素材としての市場が、急速に拡大、生鮮素材の輸出までが急増中。和食に伴う醤油や日本酒の輸出拡大で、国産麦や酒米の市場も拡大している時代です。(2017/07/02 21:06)

工場野菜が人の手がかかっていないというのは極端な言い方ではないか?植物の生育に関わる膨大な条件を試行錯誤して得られた知見から適当な条件を得ることで人工気象・人工栄養での栽培に至っている訳だとおもう。
働いている人は苦労もあるし努力もしている。経営の立ち行かないやさい工場の多さはいろいろな難しさを示しています。
汗水垂らして作られたものにはそれなりの価値を認めるものの、それがすべてのような考え方は、ブラック労働を助長する考え方に通じてしまうようにも思える。高齢の農業従事者が生き甲斐をもって働くのは良しとしても、若年の農業後継者が育たない状況を改善するひとつの手段であれば良いかと思う。(2017/07/01 11:21)

工場野菜のイメージはコストがかかる分、高いのかなという点だけ。農薬や虫が少ないのは好ましいと思う。
私は50代で子育てもほぼ終わり、食事量も夫婦で少な目。そうなると大根1本使い切るのはしんどいとか、レタスも食べきるのは数日かかる。
かといってカット野菜は日持ちしない。
だから小ぶりのレタスや玉ねぎは使い勝手がいい。レタスの代わりにサニーレタスを買ってしまう。キュウリやトマトも5こ売りだと困ってしまう。(2017/06/30 15:58)

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