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農⽔次官OBが語るガラガラポンの未来

美辞「話し合いが大切」が農政の最大弱点

2018年11月9日(金)

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 今回は、平成の農政の重要なできごとをふり返りながら、次の時代に残された課題を考えるための企画の第2弾。前回は、自民党農林族として長く農政にかかわった元農相の谷津義男氏を取り上げた(10月12日「老農林族は女子高生をどう激励したか」)。今回お届けするのは、1998年から約2年半、農水次官を務めた高木勇樹氏のインタビューだ。

 平成の農政でよく知られた大きな節目の1つは、日本がついにコメ市場の開放に踏み切った1993年のガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意だろう。その前年、農林水産省は平成の農政の画期とも言うべき指針を発表した。タイトルは「新しい食料・農業・農村政策の方向(新政策)」。交渉が大詰めを迎える中、迫り来る国際競争に立ち向かう決意を示す指針だった。

 内容は多岐にわたるが、特筆すべきは「経営」を農政の柱にすえたことだ。市場原理と競争原理をそれまで以上に農業の世界に取り入れることを宣言し、自給的な農業や趣味の農業と区別して、家業から企業に脱皮していく経営を後押しすることを明確にした。この流れは、農家の法人化や企業など異業種の参入促進など、具体的な政策となって結実していく。

 この新政策を大臣官房企画室長の立場で中心になって取りまとめたのが、高木氏だ。経営を、農政が追求すべき課題とした新政策はどうやってできたのか。ポスト平成時代に農政が取り組むべき課題は何か。高木氏に聞いた。

「農地制度はまだ改革が足りない」と話す元農水次官の高木勇樹氏

コメント2件コメント/レビュー

専業農家です。現行の農業委員会の制度や職務分掌などは地域の実情に沿って改めるべきところがたくさんあることは認められます。
しかしながら、農業には外部(不)経済があるから利害関係者である地域の話し合いが重視されるのでしょう。話し合いとは政治そのものです。農地と政治は切っても切り離せないものではないでしょうか。
耕作放棄地の増加から農地制度の問題に絡める論理はもっと精査する必要がないでしょうか。耕作放棄地の根本的原因は、本文にある農地制度の担当者が言うように「作るものがないから作らない」つまり何を作っても採算に合わない農地だから放棄されているのではないでしょうか?中山間の農地などは採算が合わなくても放棄すると地域に外部不経済があるから話し合いの中で仕方なく耕作しているような農地が多数あると思います。それが世代交代や域内人口の減少などの要因で放棄地として表面化してきたのです。ガラガラポンの結果、個別経営体の経済合理性だけで担い手を判別する制度になれば、耕作放棄地はもっともっと増加するでしょう。木を見て森を見ずな愚策にならないよう注意すべきです。
一方で、耕作放棄地の増加という現象が国民に与える真の影響は何なのか、議論する余地があるように思えます。放棄地の増加は、イコール農業の衰退という文脈で使われているほど単純なものではないでしょう。(2018/11/11 20:50)

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「農⽔次官OBが語るガラガラポンの未来」の著者

吉田 忠則

吉田 忠則(よしだ・ただのり)

日本経済新聞社編集委員

1989年京大卒、同年日本経済新聞社入社。流通、農政、行政改革、保険会社、中国経済などの取材を経て2007年より現職。2003年に「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

専業農家です。現行の農業委員会の制度や職務分掌などは地域の実情に沿って改めるべきところがたくさんあることは認められます。
しかしながら、農業には外部(不)経済があるから利害関係者である地域の話し合いが重視されるのでしょう。話し合いとは政治そのものです。農地と政治は切っても切り離せないものではないでしょうか。
耕作放棄地の増加から農地制度の問題に絡める論理はもっと精査する必要がないでしょうか。耕作放棄地の根本的原因は、本文にある農地制度の担当者が言うように「作るものがないから作らない」つまり何を作っても採算に合わない農地だから放棄されているのではないでしょうか?中山間の農地などは採算が合わなくても放棄すると地域に外部不経済があるから話し合いの中で仕方なく耕作しているような農地が多数あると思います。それが世代交代や域内人口の減少などの要因で放棄地として表面化してきたのです。ガラガラポンの結果、個別経営体の経済合理性だけで担い手を判別する制度になれば、耕作放棄地はもっともっと増加するでしょう。木を見て森を見ずな愚策にならないよう注意すべきです。
一方で、耕作放棄地の増加という現象が国民に与える真の影響は何なのか、議論する余地があるように思えます。放棄地の増加は、イコール農業の衰退という文脈で使われているほど単純なものではないでしょう。(2018/11/11 20:50)

この記事を見ていて、その昔、メモしていたことを思い出した。
次のものなので、ご高覧下さい。
http://www.geocities.jp/shioz_awa/tochi-zrisei-siann-A.html(2018/11/09 19:01)

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