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食味値の高いコメ、本当においしいですか?

ブランドを支えるのは農家の腕

2017年11月24日(金)

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 今回は、コメのブランド化について考えてみたい。取り上げるのは、腕に自信のある各地の稲作農家のコメをシリーズ化しているベンチャー企業、アップファーム(大阪府吹田市)だ。

家で食べたいと思うブレンド

 米・食味鑑定士協会(大阪市)が毎年実施しているコメの食味コンクールがある。応募のあったコメを審査員が食べ比べ、「金賞」や「特別優秀賞」を表彰するコンテストだ。その前段として食味計で玄米の水分値やアミロースの含有量などを測り、「食べ比べ」の対象にするコメを選別する。

 念のために触れておくと、日本穀物検定協会(東京都中央区)が実施している食味ランキングとはまったくの別物。食味ランキングは「魚沼産コシヒカリ」など、産地と品種の組み合わせで「特A」や「A」を選ぶ。これに対し、食味コンクールが評価の対象にしているのは個々の農家だ。

 アップファームが2014年に立ち上げたブランド「米風土(まいふうど)」は、このコンクールの結果を活かした。パッケージには2つのパターンがある。金賞など表彰の対象になったコメや、その上の「ダイヤモンド褒賞」をとったコメは、生産者の名前を大書する。そうでないコメは、食味計の点数を真ん中に書く。その場合も生産者の名前を脇に明記する。

 このシリーズの延長として、2016年産から「匠ブレンド米」というブランドを商品化した。今回クローズアップしたのは、和食の田村隆氏、四川料理の陳建一氏、イタリア料理の落合務氏、フランス料理の坂井宏行氏の4人のカリスマシェフと、服部栄養専門学校の服部幸應校長だ。これまでは農家の名前をメーンにしてきたが、今回は「コメを使う側」の名前を前面に出した。

 ポイントにしたのは、「5人が家で食べたいと思うコメのブレンド」だ。シェフが運営しているレストランと絡めると、「実際に店で使っているかどうか」が制約になってしまうため、あえて5人が得意とする料理とは切り離し、店名ではなく、5人の名前と農家の組み合わせでブランド化した。

有名シェフの名前でブランド化した「匠ブレンド米」(大阪府吹田市のアップファーム本社)

コメント2件コメント/レビュー

食味値のコンテストはF1、シェフによるブランド化は車評論家のレビュー、実際にどの米を買うかは車と同じで予算と好み、という話ですかね。(2017/11/27 12:48)

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「食味値の高いコメ、本当においしいですか?」の著者

吉田 忠則

吉田 忠則(よしだ・ただのり)

日本経済新聞社編集委員

1989年京大卒、同年日本経済新聞社入社。流通、農政、行政改革、保険会社、中国経済などの取材を経て2007年より現職。2003年に「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

食味値のコンテストはF1、シェフによるブランド化は車評論家のレビュー、実際にどの米を買うかは車と同じで予算と好み、という話ですかね。(2017/11/27 12:48)

カラオケ採点と何が違うのか?
米の「食味値」は以前からあるけど、さまざまな項目(アミロース、タンパク質など、及び官能値)を数値化するという、可視化に則ったルールなのであるが、個人毎に好みが別れランキングに納得出来ない。
作り手の思いはランキングを意識すればするほど、微妙なすれ違いを感じてしまう。
カラオケ採点なら笑って納得できるのだけど・・・(2017/11/25 19:34)

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