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社内でデザインすることでお客さんの先が見える

スノーピーク、登山家の父から受け継いだ二代目社長(山井太さん 第4回)

2018年2月6日(火)

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新潟県燕三条を拠点に、アウトドアを軸としたライフスタイル提案をしているスノーピークの代表取締役社長を務める山井太さんとは、同郷ということもあって、長いご縁を得てきた。本社社屋の建築物の斬新さ、展開されているアウトドア用品やアパレルのかっこよさに加え、ここ数年は、ラグジュアリーな「グランピング」や、建築家の隈研吾さんと作った「モバイルハウス“住箱”」が脚光を浴びている。

山井さんは、大柄で豪放磊落、圧倒的なワンマン経営者に見えて、実はそうでもない――自分の志や夢を語り始めると止まらなくなる。が、話の端々に、気後れやはにかみが見え隠れしている。雪国で生まれ育った性分からか、一度決めたら、辛抱強く思いを遂げようと努めるが、少しだけ引っ込み思案――新潟県民らしさに共感を覚える。

山井さんの、そしてスノーピークのかっこよさの源はどこにあるのか。新潟という地方でユニークなブランドを作り上げ、世界に向けて発信している理由などなど、改めて話を聞いた。

1959年、新潟県三条市生まれ。明治大学を卒業後、外資系商社に勤務。86年、父が創業したヤマコウ(現スノーピーク)に入社する。新規事業としてキャンプ用品を開発し、現在のオートキャンプシーンを創り上げる。96年に社長に就任し、社名を「スノーピーク」に変更。自身が毎年30~60泊をキャンプで過ごすというアウトドア愛好家として知られる。(写真=鈴木愛子、以下同)

外部デザイナーに頼らない

川島前回は、山井さんが「グランピング」を始めた根っこのところにある動機についてうかがいました。そして、十勝と白馬で行った「グランピング」が大成功したことも。ただそれも、背景にスノーピークという企業への信用や安心があってのことだと思います。そして、それを支えているのは、最高品質のスノーピークの製品の数々。ここで改めて、スノーピークのモノ作りについて聞きたいと思います。スノーピークの製品は、どれもかっこいいものばかりですが、外部の有名デザイナーを起用しているのですか。

山井:いえ、グラフィックやウェブも含め、デザイン的なものはすべて、社内デザイナーが手がけています。

川島:それはなぜですか?

山井:外部の方に依頼したこともあるのですが、機構デザインを理解していないと、どんな有名な方でも、うちのデザインはできないとわかったのです。以来、外にお願いするのはやめて、社内でやることにしています。

川島:機構デザインとは?

山井:機械の内部の構造のことですが、これを知っているかどうか、作れるかどうかが、うちのモノ作りでは、とても大事なのです。まずは道具として、独自性があって高度な機能を備えたモノを考案し、そこから構造を考える。そして、その構造をかなえるために、最適な部品を調達する、なければ工場と一緒に部品を作る。そしてもちろん、最終的には美しい姿形におさめなければならない。これが、スノーピークのモノ作りの信条です。でも、そこまで踏み込んでやれるのは、インハウスデザイナーだけと考えています。

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「社内でデザインすることでお客さんの先が見える」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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