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ルミネ会長第2回「人は経験してこそ育つ」

2018年6月12日(火)

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 東京・JR新宿駅の南口は、商業施設や商店がひしめき、一大ショッピングエリアを築いています。中央を走る甲州街道の片側には「ルミネ1」と「ルミネ2」が、もう片側には「ニュウマン」がそびえ立ち、たくさんの女性で賑わっています。いずれもルミネが運営するファッションビルで、「ニュウマン」は現在、新宿のみですが、「ルミネ」は西口にある「ルミネエスト」も加えて新宿で3店舗、その他、有楽町、横浜など、関東圏中心に15店舗を展開しています。

 帰宅途上に利用する駅の上に、おしゃれな服のショップが並んでいる、オフィスを出て家に帰る前に、服を見て回ることで仕事モードを切り替えられる──立地を生かした売り場編集がOL層のニーズをとらえ、人気のファッションビルになっているのです。

 今回、お話を聞いたのは、取締役会長を務める新井良亮さんです。JR東日本の副社長を務めた後、ルミネの社長から会長へ――新しい挑戦を重ねながら、ルミネの業容を広げてこられた方。からりと明るく、大胆なことに挑む姿勢を、いつも仰ぎ見てきたのです。新井さんは、ファッション業界の未来をどう見ているのか、人が挑戦するとはどういうことか、これからの女性の活躍など、さまざまなことを聞いてみました。(撮影=北山 宏)

正価販売が約六割という現状は間違っている

川島:前回は、ルミネが手がけてきたファッションにまつわる多面的な情報発信や、広い意味でのファッションの意義に加え、新井会長が抱いておられる今のファッション業界の旧態依然とした状況への危機感について、うかがいました。

 その続きで言えば、ファッションのセール時期が早まった上に、ワゴンセールが延々と続いているとか、最初からアウトレット向けのモノ作りをやっているのも、おかしな話だと思います。

新井良亮(あらい・よしあき)氏
ルミネ会長。1946年、栃木県出身。高校卒業後に旧国鉄に入社。その後、勤務の傍ら中央大学法学部の夜間部を卒業。国鉄民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)に勤務。人事部勤務を経て、東京支社事業部長に。JR東日本副社長・事業創造本部長を経て副社長の職に就きながら、ルミネ社長に就任。その後、社長専任となり、2017年、会長に就任。

新井:極端な例で言えば、あるアパレルブランドは、約6割が正価販売で、約3割がセール販売、約1割は廃棄していると耳にしました。こういったことを続けていると、自ら価値を落とし、信頼を失ってしまう。なぜならお客様は、それを見抜く情報力と眼力を持っているからです。つまりマーケットは全く異なる環境に直面しているのに、策を打っていない。これは由々しき事態だと思います。

川島:長期化するセールや、アウトレット向けのモノ作りのことを考えると、ファッションは本来、もっと夢がある世界なのに、ある意味で嘘をついていることになるし、物凄くもったいないと感じます。

新井:ファッション業界は、一歩も二歩も先を行くビジネスを提案していかなければならないし、そのためには、グローバルな視点で勝負できるだけのビジネス戦略や企業哲学を持たなければならないのです。

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「ルミネ会長第2回「人は経験してこそ育つ」」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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