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キャリアウーマンよ、スポンサーを見つけなさい

少し甘えたり、頼ってみることも大切(茅野みつるさん 第2回)

2017年6月13日(火)

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 伊藤忠商事の事業会社のひとつ、伊藤忠ファッションシステムに私が入社して今年で33年。こんなに長いことお世話になると思っていなかったが、それだけ恵まれた環境を与えられてきたのだと思う。

 ただ日本の企業の多くがそうであるように、女性が働く場としての課題はずっと感じてきた。そんな中、大手総合商社初の女性執行役員として、2013年に伊藤忠商事の執行役員に茅野みつるさんが就いたのは朗報だった。伊藤忠商事の企業広告のプロジェクトを通し、茅野さんと知り合いになって、明るくはきはきてきぱきしたキャラクターに「こういう方だから大役を担われたんだなあ」と腑に落ちた。

 茅野さんの趣味は声楽。それも、サントリーホールの小ホールを借り切ってリサイタルを行うほどのレベル。そこで聴いた茅野さんの歌声は高らかで胸に響く。天は二物を与える。

 今年2017年4月の人事異動で、茅野さんは日本を離れ、伊藤忠商事の米国ビジネスを見る経営陣としての道に進むことに――これまた、総合商社初の海外支社女性トップに抜擢である。

 そんな茅野さんが、どんな育ち方をして、どんなキャリアを積んで今にいたったのか。彼女にとって、かっこいいこと、かっこ悪いこととは?

(前回の記事「女子大育ちだったから商社の役員になれたんです」から読む)

川島:総合商社との仕事はどうでした?

茅野:当時はまだ香港が中国に返還される前だったので、伊藤忠商事を含む日本企業の中国ビジネスの多くが香港経由で行われていたのです。私は、中国ビジネスにおけるさまざまな契約書を作る仕事をお手伝いしていたのですが、総合商社というのは実にさまざまな仕事をしているんだなあ、と思いましたね。日本の総合商社のような業態はアメリカにはないですから、新鮮でした。また、現地でお付き合いする伊藤忠商事の社員のひとたちがユニークだった。豪快で個性的な人たちがたくさんいる。伊藤忠のひとたちと楽しく仕事をさせていただいているうちに2年後の1995年、日本の本社から出張してきた伊藤忠の法務部長から、「茅野さん、出向して働いてみませんか?」と誘われたのです。

茅野みつるさん
伊藤忠インターナショナル会社EVP(Executive Vice President)兼 伊藤忠インターナショナル会社CAO(Chief Administrative Officer)兼 伊藤忠カナダ会社社長。
オランダ生まれ。スミス・カレッジ卒業(BA cum laude)、コーネル・ロースクール修了(JD)。カリフォルニア州弁護士。国際法律事務所のパートナーを経て、伊藤忠商事に入社。2013年、大手総合商社初の女性執行役員に就任。17年4月から現職。
05年には世界経済フォーラムから「若きグローバルリーダー」に選ばれる。06年には、アジア・ソサイエティより「Asia 21」、Newsweekより「世界が認めた日本人女性100人」に選ばれる。声楽家としての活動も積極的に続ける。(写真:大槻純一、以下同じ)

川島:お、ヘッドハンティングですね(笑)

茅野:いえいえ、この時点では単なる出向です。所属していた法律事務所から、東京の伊藤忠商事に一年間出向ということで、1995年に日本に行くことになりました。

川島:茅野さんにとっては、日本で初めて働く経験になるわけですよね。

茅野:何しろ14歳でアメリカに住んで以来の日本ですから、それはもう、カルチャーショックだらけでした。会社に入って、まずびっくりしたのは、みんな大部屋で働いていることや、活気があって賑やかなこと。メールが今ほど発達していなかったので、電話がしょっちゅう鳴っていたのもよく覚えています。

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「キャリアウーマンよ、スポンサーを見つけなさい」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官