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アマゾンは倉庫業務でもイノベーションを起こす

2018年2月7日(水)

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(写真:ロイター/アフロ)

 1月22日、米アマゾン・ドット・コムは「Amazon Go」をアメリカのシアトルで開店した。メディアで報道されているとおり、これはレジのないスーパーマーケット、あるいはコンビニだ。まるで「Suica」で入る地下鉄改札のように、アマゾンのアプリをかざすことで入店する。カメラなどで分析し、どのお客がどの商品を手に取ったか、そしてバッグに入れたかを自動察知する。もちろん、商品の充てんくらいは人間がやっている。ただし、レジのない小売店の誕生はやはり衝撃的だ。

 ところで、アマゾンは一般消費者が触れるサービスで次々とイノベーションを起こしてきた一方で、バックヤードでもさまざまなテクノロジーを駆使してきた。当連載でもその取り組みを紹介してきた。今回、紹介したいのは倉庫内での革新だ。さきほどのAmazon Goの倉庫版のような技術を開発している。

 Amazon Goでは、商品の充てんは人間がやっていると上で述べた。アマゾンの倉庫はYouTubeなどでも一部を見ることができる。その中に多くの自動搬送ロボットを見つけられる。ただ、どうしてもピッキングには作業者の人手がかかっている。

 アマゾンが今回、考案しているのは、作業者の手首に巻くバンドだ。これを報じたGeekWireによると、倉庫労働者を追跡するものとしている。また、同時期にCNBCは、「労働者がダラけたら、リストバンドは知っている(If workers slack off, the wristband will know)」というタイトルの記事を上げた。

 こう書くと、どうも倉庫労働者を徹底的に管理するための器具のように感じる。ただ、中身を読むと、そういった単純なものではない。

アマゾンのリストバンド

 アマゾンの特許技術は、作業者の手につけられたバンドが交信を行う。たとえば、作業者が何かをピッキングする必要がある際に、そのリストバンドを使えば、正しい場所にいるかを確認できる。そして、作業者を正しく誘導もできるようにする。詳しくは、さきほどのリンク先の記事に譲るものの、商品棚の四隅につけられたセンサーとリストバンドが超音波通信(ultrasonic wristband)によって手=作業者の位置を特定するものだ。

 さきほどはAmazon Goの商品陳列の話をした。この領域でも、効率化の追求はとまらない。同時に、ネット通販がこれからも加熱する中、いかに倉庫からモノを早く出すかは、いわゆる会社の評価にもつながっていく。リードタイムをいかに短くするかはどの会社も競争力を向上するために取り組んでいる。

コメント3件コメント/レビュー

「作業員を効率よく働かせる」と「作業員に効率よく働いてもらう」の二つを如何に融合させるかがAmazonの課題というよいりも、人類の課題でしょう。労使関係だけなら経営者なら前者を推進すれば良い。しかし、機械化・自動化を社会全体の付加価値の最大化に役立てるという見地から考えれば、二つの融合なしでは社会が発展しない。圧倒的な低付加価値の労働集約的社会と高度自動化の社会が住み分けられるような二極化が完結していない現実に向き合うように枠組みを決められるのは政治の役目でしょう。資本主義だけで自動化やAI化を推進することを無条件に賞賛するだけではマスコミは無責任。(2018/02/08 08:51)

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「アマゾンは倉庫業務でもイノベーションを起こす」の著者

坂口 孝則

坂口 孝則(さかぐち・たかのり)

調達・購買コンサルタント

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買、資材部門に従業。調達・購買関連書籍23冊を上梓。2010年、調達・購買コンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「作業員を効率よく働かせる」と「作業員に効率よく働いてもらう」の二つを如何に融合させるかがAmazonの課題というよいりも、人類の課題でしょう。労使関係だけなら経営者なら前者を推進すれば良い。しかし、機械化・自動化を社会全体の付加価値の最大化に役立てるという見地から考えれば、二つの融合なしでは社会が発展しない。圧倒的な低付加価値の労働集約的社会と高度自動化の社会が住み分けられるような二極化が完結していない現実に向き合うように枠組みを決められるのは政治の役目でしょう。資本主義だけで自動化やAI化を推進することを無条件に賞賛するだけではマスコミは無責任。(2018/02/08 08:51)

思うに、倉庫とショッピングモール兼用したらいいんじゃないの!1つの敷地で2度美味しいでしょ。ただ単に倉庫の品物を来店しても買えるようにして、買った品物で重かったりかさばったりする物は無料で配送してくれるようすにするだけでいいわけだし、イオンとアマゾンが組んでそれやったら最強な気がするんだけどな。(2018/02/07 15:31)

これで、犬や猿を労働力として使える。ということで、アマゾンに「犬や猿、チンパンジーなど」の労働教育あるいは調教訓練学校が出来たりして。それより、ドローンでの構内の空中移動&集荷・仕分け作業などの方が効率的かなあ。。。やっぱり、犬や猿などの動物は、ウ〇チや〇便するから、ドローンか。となると、軽量&ハイパワー&充電力に優れた電池と、高効率モータ必要だああ。。。(2018/02/07 12:10)

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官