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日米本気のドローン活用対決、その行方は?

気になるのはたまたま撮影したプライバシー映像

2017年6月14日(水)

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(提供:AMAZON.COM/AP/アフロ)

 昨年末に話題になったニュースがあった。それはアマゾン・ドット・コムの特許出願情報を元にして作られたニュースだった。「Amazon airship Amazon patents unmanned airship to launch its delivery drones」と題されたニュースはYouTubeで見ることができる。時間のない読者は、最初と1分50秒あたりをご覧いただきたい。ここに描かれているのは、アマゾンの飽くなきドローン進化への意欲だ。

 現在、ドローンの飛行についてさまざまな技術的課題がある。障害物を避けながら荷物を運び、そして倉庫まで戻らねばならない。そこでは、アマゾンの発想が面白い。巨大な飛行船を空に浮かべ、そこに大量の荷物とドローンを積んでおく。もちろんオペレーターは必要だが、その飛行船から地上にむけてドローンが飛び出すのだ。

 この飛行船が無数に空に飛んでいる状況は痛快なのか不気味かはわからない。ただ、これだけでアマゾンのアイデアは終わらない。ドローンがバッテリー不足で途中で息切れした際には、街灯に立ち寄る(この紹介が1分50秒あたりだ)。その街灯はアマゾンのもので、そこでバッテリーをチャージする。

 さらにここでも終わらない。街灯は、通信モジュールを搭載しており、ドローンに次の配達先を伝達するのだ。ではドローンは、空から持ってきた荷物をどうするのか。その街灯が回収して、地上に商品を降ろす。そして、その街灯の導管を伝わって次の荷物がやってくるのだ。

 とはいっても、街灯をこれまた無数に設置すれば、その電気代だけでも馬鹿にならない。ただ同時に、アマゾンは風力発電による発電事業まで構想している……。と、なんだか書いている方がSFとしか思えない。しかし、前述のアマゾンについてのニュース動画は、一見の価値はあるだろう。

日本でのドローン最新事情

 ところで米国文化では、家の庭先で荷物を渡し、多少の汚れは許容され、かつ盗難に遭っても代品を送る――といった具合だ。着実に玄関まで届けなければならない日本とは、やや事情が異なる。

 日本では千葉市がドローンの実証実験をはじめるが、マンションのベランダに届けるのか、あるいは屋上部分なのか、まだどれが現実的かは模索中だ。ベランダの場合は、ドローンポートの設置が必要となる。

 経済産業省は、「世界初・完全自律制御ドローンでの長距離荷物配送に成功しました!」と少し前にプレスリリースを発信した。これは、福島県南相馬の海岸線を飛行し、海水浴場でサーファーに温かい飲み物を運ぶものだった。その距離は約12キロメートルだ。この程度は可能になった、といえるし、現時点ではこのレベルだ、ともいえる。

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「日米本気のドローン活用対決、その行方は?」の著者

坂口 孝則

坂口 孝則(さかぐち・たかのり)

調達・購買コンサルタント

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買、資材部門に従業。調達・購買関連書籍23冊を上梓。2010年、調達・購買コンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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