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「ピン!とこない部下」にどう接するか?

2018年2月20日(火)

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 ピン!とこない人がいます。上司が部下に一所懸命、話をしています。ところが、部下は上の空、ピン!ときてないのは一目瞭然です。

 どんなに力説しても、こちらの考えをまるで理解されないことがあります。なぜそうなってしまうのでしょう。

 亡くなった先代社長の息子である犬神専務と、大リーグでスカウトと選手育成の仕事をしていた球田コンサルタントとの会話を読んでみてください。

●球田コンサルタント:「犬神専務、初めてお会いします。よろしくお願いします」

○犬神専務:「こちらこそ。もっと早くお会いしたかったのですが、会社を留守にすることが多いもので」

●球田コンサルタント:「御社を承継されるために色々勉強をされているとか」

○犬神専務:「ええ。父の後を引き継いでくださっている鷲沢社長は銀行出身で、事業会社の経営経験もお持ちです。それに比べ、私は長く留学をしていましたので経営を知りません。そもそも世間のことさえ、よくわかっていないので日々勉強です」

●球田コンサルタント:「どんな勉強をしているのですか」

○犬神専務:「後継者になるための講座が沢山あるのです。そういう講座を色々受けています。財務が中心ですが、法律やマーケティング、物流、ITなど多岐にわたります」

●球田コンサルタント:「なるほど。勉強もいいですが、もう少し現場に顔を出してはどうですか。頭でっかちに経営はできない。現地、現実、現場が大事。そういうことは講座で習いませんか」

○犬神専務:「私が担当していた新規事業を止めた後、鷲沢社長に言われてお客様まわりをしました」

●球田コンサルタント:「それは結構。ただし続けないと。野球で強くなるにはトレーニングとその継続です。野球理論の勉強だけではダメです」

○犬神専務:「なるほど。スポーツで思い出しましたが、私が受講している講座にラグビーの監督をしていた方がチームビルディングの講師で来ています。野球もチームビルディングは大事でしょうね」

●球田コンサルタント:「その通りです」

○犬神専務:「当社でもチームビルディングの指導をしてくださるのですか」

●球田コンサルタント:「いえ、チームビルディングは教えるものじゃありません」

○犬神専務:「どういうことですか」

●球田コンサルタント:「高い目標を設定する。目標を絶対達成しようと努める。その結果、チームがまとまる。これがプロのチームビルディングです」

○犬神専務:「へえ」

●球田コンサルタント:「わかっていますか」

○犬神専務:「ええ、わかっているつもりですが」

●球田コンサルタント:「ピン! ときてないのでは」

○犬神専務:「そうでしょうか。自分なりに理解しているつもりです」

●球田コンサルタント:「自分なりに、ですか」

コメント3件コメント/レビュー

しっかりオチがついている話で、面白く読ませていただきました。

ピンとくる=センスがある
なのかなぁ、と思ったりしています。

センスを得るために、経験が必要。
経験するために、知識が必要。
知識を得ながら、経験したいなら、師が必要。

「一つの真理」と紹介されていたことに近いところで、
「若い頃の苦労は、買ってでもしろ」という、
若い頃には理解できなかった、すばらしい言葉がありますが、

それを理解するセンスを持っている若い人が、大成している気がします。

ひょっとすると、苦労=楽しいこと、に置き換えられる考え方が、
そのセンスの正体なのかもしれないですね。(2018/04/03 11:27)

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「「ピン!とこない部下」にどう接するか?」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

しっかりオチがついている話で、面白く読ませていただきました。

ピンとくる=センスがある
なのかなぁ、と思ったりしています。

センスを得るために、経験が必要。
経験するために、知識が必要。
知識を得ながら、経験したいなら、師が必要。

「一つの真理」と紹介されていたことに近いところで、
「若い頃の苦労は、買ってでもしろ」という、
若い頃には理解できなかった、すばらしい言葉がありますが、

それを理解するセンスを持っている若い人が、大成している気がします。

ひょっとすると、苦労=楽しいこと、に置き換えられる考え方が、
そのセンスの正体なのかもしれないですね。(2018/04/03 11:27)

他責は、いけないと思います。
相手がピン!とくるような話し方を期待致します。
すなわち、相手の事、頭の中、立場をより理解する事を
是非心がけてほしいと思います。

少ない時間で成果を出そうと考えると、厳しいかもしれませんが。(2018/02/21 16:08)

上司が親会社から天下ってきた場合、大体は上司がピンと来ないことが多い。
親会社でいらなくなったから子会社におりてきたのに、親会社と同じことをやろうとする。
だいたい、学歴は高いが性格・仕事ぶりに難ありの人が多く、仕事しにくい。
親会社と同じことができる人間を重宝し、親会社を支えてきた子会社の独自のやり方は非効率と切り捨てる。
たしかに変革は必要だが、親会社ができないことを子会社にやらせてきた。
子会社が親会社と同じになってしまったら、どこで差別化できるのか。
そう思うのは、現状維持バイアスなのですかね。

細かいところ、面倒なところは全部子会社にやらせて、親は量が出るかっこいいところのみ。そのやり方を子会社にコピペするのは正しいやり方なのか。ピンとこないです。(2018/02/21 09:29)

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