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M&Aの目標を絶対達成するカギ

2018年3月13日(火)

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○鷲沢社長:「失敗のほうが断然多い」

●球田コンサルタント:「大リーグのトレードもそうです。大型トレードであればあるほどリスクが大きい」

○鷲沢社長:「トレードを成功させるカギは何だ」

●球田コンサルタント:「どれほど凄いバッターが来ようが、制球力抜群のピッチャーが加わろうが、一番の大事はチームワーク。チームを割るような個人プレーや態度は野球でご法度です」

○鷲沢社長:「チームに溶け込めるかどうか、だな」

●球田コンサルタント:「実績のある選手であればあるほど難しい。他球団の四番打者がいきなり新戦力として入ってきたらチームの調和を取り戻すまで結構苦労します」

○鷲沢社長:「M&Aも同じだな。どの会社を買うか、どの会社に売るか、を考えるのは当然として、ディールの後、すなわちポストM&Aのインテグレーションがもっと大事だ」

●球田コンサルタント:「ただ、入団した後のことは本人とチーム次第になります」

○鷲沢社長:「そこも同じだ。会社を売ったり買ったりするときはアドバイザリーが積極的に絡んでくるが基本はディールが成立するまでだ」

●球田コンサルタント:「M&Aの経験が少ない会社の場合、ディールが終わった後、失敗する危険がある」

○鷲沢社長:「どうやって安く買うか、どうやって高く売るか、にばかり頭を使っていると痛い目に遭う。M&Aのインテグレーションを支援してくれるコンサルタントを別途頼むことはできるが、君が言う通り、結局は当事者次第だよな」

「M&Aは慈善事業じゃない」

●球田コンサルタント:「専務が持ってきた案件の筋は良いのですか」

○鷲沢社長:「業績不振で会社を整理する予定だったそうだ。たまたまその会社の社長とうちの専務は面識があった。買収すればWebサイトの制作事業を強化できる。専務はこう言っている。当社は広告代理店だが確かにネット媒体ともっと連携していかなければならない」

●球田コンサルタント:「理屈はそうでしょうが、専務はお優しい人柄ですから、知人を助けたいという気持ちもあるのでは」

○鷲沢社長:「否定しておったが、情が移ったところはあるだろうな。だがM&Aは慈善事業じゃない。相手をシビアに見るべきだ」

●球田コンサルタント:「当然です。社長はその会社の事業に興味があるのですね」

○鷲沢社長:「興味がなければ迷わない」

●球田コンサルタント:「迷う理由は何ですか」

○鷲沢社長:「予材だ」

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「M&Aの目標を絶対達成するカギ」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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