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決算発表から読むマツダの次世代戦略

2018年5月23日(水)

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マツダが第45回東京モーターショー2017に出展したコンセプトカー「VISION COUPE」(写真:マツダ)

 なるほど、噂は本当だったんだな――。マツダの2018年3月期決算の発表内容を見て、そう確信した。その噂とは、マツダの次世代の上級車種が、縦置きの直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載するFR(フロントエンジン・リアドライブ)車になるというものだ。この噂はもともと、日経BP社が発行する『日経Automotive』のスクープなのだが、自動車専門誌、専門ウェブサイトがこぞって追随している(例えばベストカーガイドクリッカーなど)。

 今回の決算発表の内容をみて、この“噂”の真実味が増してきた、というかマツダが半ば公に認めたと筆者が感じているのは、この決算の中で同社が

 (1)次世代商品群を「Small」と「Large」の二つのアーキテクチャーを分離し、顧客ニーズ/セグメント特性/収益とコスト等の面から、商品戦略を最適化

 (2)「米国市場強化」「グローバルでのCX系拡充」「高付加価値商品群の強化によるネットレベニューの向上」を今後の新商品戦略で実現

 という二つの方針を掲げたからだ。

マツダは2018年3月期の決算発表で次世代のSKYACTIVでは商品群のアーキテクチャーを「Small」と「Large」の二つに分解することを明らかにした(出典:マツダ決算発表資料)

 ではなぜ、これらの方針をみて筆者は「真実味が増してきた」と思ったか。それを説明するために、まずは現行のマツダ車に盛り込まれている新世代技術「SKYACTIV」がどういうものかについておさらいしておこう。

 まずマツダが使っている「アーキテクチャー」という言葉だが、他の完成車メーカーでは「プラットフォーム」と呼ぶことが多い。プラットフォームとは、エンジンや変速機などのパワートレーン、車体のフロア周り、それにサスペンションなどのシャシー部分をまとめた、いわばクルマの基本部分を指す。この上に、車体の上屋(アッパーボディ)をかぶせて車両が完成する。

うまくいかなかった「プラットフォームの共通化」

 プラットフォームという概念が生まれたのは、部品の共通化によるコスト削減が目的だ。かつて、セダンがクルマの中心だった時代は、車種のバリエーションはそれほど多くなかったが、現在は、SUV(多目的スポーツ車)、ミニバン、それにクロスオーバー(SUVとクーペなど、異なるジャンルの要素を兼ね備えた車種を最近ではこう呼ぶ)というように、非常に多様化している。こうした車種を1車種1車種別々に開発していたのでは開発効率が悪い。

コメント11件コメント/レビュー

今回の記事はまともな推測に思えるのだが、あまり新鮮味がない。藤原大明神の発言内容や態度から、今年には発表があるのではないかと思っている。
本日まで開催されている「人とくるまのテクノロジー展」のマツダブースでは人間工学というか、もっと人の骨格を分析した上で最適な人馬一体を実現するための手法や成果を発表していたが、たのメーカーではここまでのことはきちんと分析されてはいないだろう。日経ビジネスオンラインの一部の読者に対して虫谷さんが有名人になったが、ブースにいた説明員を見るとこの辺りのエンジニアの層の厚さを感じられた。(2018/05/25 16:45)

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「決算発表から読むマツダの次世代戦略」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

今回の記事はまともな推測に思えるのだが、あまり新鮮味がない。藤原大明神の発言内容や態度から、今年には発表があるのではないかと思っている。
本日まで開催されている「人とくるまのテクノロジー展」のマツダブースでは人間工学というか、もっと人の骨格を分析した上で最適な人馬一体を実現するための手法や成果を発表していたが、たのメーカーではここまでのことはきちんと分析されてはいないだろう。日経ビジネスオンラインの一部の読者に対して虫谷さんが有名人になったが、ブースにいた説明員を見るとこの辺りのエンジニアの層の厚さを感じられた。(2018/05/25 16:45)

車体骨格は、誰の解説やどこの会社の話を聞いても、従来からの違い、他社との相違 どちらもいまいち分かりません。

「プラットフォーム」時代に、展開予定の車種・車格を全く考えていなかったわけではないし、「モジュール」時代になってからも展開時に補強や変更は皆無ではないでしょう。 「アーキテクチャ」という呼称も然り、展開予定の車種がラインナップの少ない少量少品種の「マツダ全体」という観点なら「モジュール」と実質同じに思えます。

基本骨格がほぼ共通ということは、この「アーキテクチャ」におけるラインナップは全て同一世代となり、新たな車種への展開は困難(例えばミニバンの復活)、次の世代まで待たされることになりそうです。 生産設備だって、まさに「マツダだからこそ」二世代をラインに載せられる能力はありません。 そして各車種のフルモデルチェンジも、この「アーキテクチャ」の世代と合わせていく必要性に迫られるのでしょうか。

スバルのインタビューで、車体骨格の刷新は、短くても10年スパンだということなので、つまりはその間の商品戦略は、中期計画書を超えることはない、と読み取れます。(2018/05/25 11:44)

2ページの図にあるように「C-ワゴン」つまりアクセラのワゴンが発売されるのであればぜひ購入したい。
アテンザでは大きすぎるし6気筒FR化でお高くなるんでしょう?アクセラスポーツでは狭すぎて何も積めない。
その際にはCX-5のように日和らず、6速MTを残して欲しい。相当数のスバル難民が買うと思うが。(2018/05/24 19:16)

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