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フォルクスワーゲンの“最小GTI”に萌えるワケ

操安性と乗り心地で高いバランス

2018年7月4日(水)

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フォルクスワーゲン グループ ジャパンが6月に発売した「up! GTI」(上)と7月3日に発売した「ポロ GTI」(下)

 いつもおとなしいメガネ男子が、バスケットボールで鮮やかなシュートを決めた。あるいは、ふだんはおてんばな女の子が、実は茶道師範だった――。下手な少女漫画のような例えで恐縮だが、こういう意外性の魅力、いま風にいえば「ギャップ萌え」のクルマ業界での元祖は、日本でいえば「羊の皮をかぶった狼」こと日産自動車の「スカイラインGT」だろうが、海外のモデルの代表格ということになると、独フォルクスワーゲン(VW)の「ゴルフGTI」を挙げても文句は出ないだろう。

 ファミリー向けのコンパクトな5ドアハッチバックのボディに直列4気筒・1.6Lエンジンの高出力版を搭載して1977年に登場した初代ゴルフGTIは、いわゆる「ホットハッチ」の元祖とされ、5人の人間と荷物を載せる十分なスペースを確保しながらも、スポーツカー顔負けの動力性能を発揮し、高性能を大衆化した存在として知られる。

 その系譜は現在の7代目ゴルフにも受け継がれているが、今回フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VWJ)はその弟分として、2車種の「GTI」をラインアップに加えた。それが「ポロGTI」と「up! GTI」だ。VWJによれば、国内でGTIの3車種が揃うのは、「ルポ」にGTIが設定されていた2005年以来13年ぶりのことだという。

 筆者は小さいクルマが好きなので、両車種のうちでもまず注目したのはup! GTIのほうだ。現在でこそVWのラインアップの中で最もコンパクトな車種だが、実は初代ゴルフGTIとup! GTIを比べてみると、全長こそup! GTIが3625mmと、初代ゴルフGTIの3705mmに比べて80mmほど短いものの、全幅はup! GTIが1650mmで初代ゴルフGTIに対して20mm幅広く、全高は1485mmと95mm高い。

 ホイールベースは初代ゴルフGTIの2400mmに対してup! GTIは2420mmとむしろ長く、室内スペースも初代ゴルフに遜色ない。試乗会の会場には初代ゴルフGTIも置いてあったのだが、当時のモデルがいかにコンパクトだったかというのを今さらながら思い知ることになった。つまりup! GTIに対する筆者の印象としては、VWのもっともコンパクトな車種にGTIが設定されたということ以上に、初代ゴルフGTIの再来というイメージが強い。価格が219万9000円と、高性能モデルとしては手が届きやすいのも魅力の一つだ。

初代「ゴルフ GTI」と並んだ「up! GTI」。初代ゴルフのコンパクトさが分かる(写真:VWJ)

コメント6件コメント/レビュー

萌えるワケ?よく分からないが、そもそもVWのGTIも賞味期限がきているのではないだろうか。価値観の多様化もあるだろうが、どうも最近のゴルフにしてもあまりGTIとしてのありがたみを感じることが少なくなった。それはデザインもそうなのだが、つるんとし過ぎていて質実剛健というイメージも薄れ、大人しくツマラナイ車になってしまったように写る。せっかくポロがWRCで活躍したのだから、もうちょっとスバルがやったようにそっち方面へ重心をかけても良いのではないだろうか。
個人的にはlupoの前後、つまりlとoと取り払ってup、それに!を付けたネーミングはしゃれっ気たっぷりで好きなのだが、やはりファミリーカーとして使うには後ろのウインドウが昔のフランス車のようにヒンジ式なのが敬遠される理由なのではないかと思ってしまう。(2018/07/05 01:10)

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「フォルクスワーゲンの“最小GTI”に萌えるワケ」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

萌えるワケ?よく分からないが、そもそもVWのGTIも賞味期限がきているのではないだろうか。価値観の多様化もあるだろうが、どうも最近のゴルフにしてもあまりGTIとしてのありがたみを感じることが少なくなった。それはデザインもそうなのだが、つるんとし過ぎていて質実剛健というイメージも薄れ、大人しくツマラナイ車になってしまったように写る。せっかくポロがWRCで活躍したのだから、もうちょっとスバルがやったようにそっち方面へ重心をかけても良いのではないだろうか。
個人的にはlupoの前後、つまりlとoと取り払ってup、それに!を付けたネーミングはしゃれっ気たっぷりで好きなのだが、やはりファミリーカーとして使うには後ろのウインドウが昔のフランス車のようにヒンジ式なのが敬遠される理由なのではないかと思ってしまう。(2018/07/05 01:10)

フォルクスワーゲンのあるモデル萌えるとの、題名の記事であるが、
読んでみたところ、よい印象は得られなかった。
題名と内容があっていないように感じした。(2018/07/04 18:21)

up GTI の座面が長すぎるというお話は、興味深かった。
日本車でもCセグメント以上では長すぎる車がある。

足が短い人のがいけないのだろうか?

座面が多少長すぎる場合は、シートを一番前にして、
おしりを支点に膝をあげる形に座ることになります。

非常にインパネが近くなり、圧迫感がでてくるので、
そうした車は絶対買いません。

一番の小型車がそうだということは、フォルクスワーゲンの車は、
みんな座面がながいのでしょうか?

ポロはちょっとお金のある主婦の車というイメージがありますが、
チェックが必要ようですね。楽なポジションがとれない車は
乗っていて苦痛になります。(2018/07/04 18:19)

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官