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学生1万6625人がエントリーしたくず餅の船橋屋

若手社員による等身大のブログが共感集め応募者急増

  • 福島 哉香

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2018年2月20日(火)

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 1805年創業、くず餅の製造、販売を手掛ける船橋屋。この老舗菓子店に全国の学生が殺到している。2015年、5人の新卒採用枠に、全国から1万6625人の学生がエントリーしたのだ。

 なぜ船橋屋は超人気企業になったのか。SNSを積極的に活用するとともに、会社のイメージを大きく刷新したことが主な理由だ。具体的にどんなことをしたのか、詳しく見てみよう。

船橋屋の8代目、渡辺社長(中央)と入社4年目の社員。撮影中も会話が絶えず、社長と若手の距離感は近い(写真/小野さやか)

 1805年に創業し、東京、千葉を中心に24店舗でくず餅の製造、販売を手掛ける船橋屋(東京・江東)。売上高17億円(2017年3月期)、従業員数200人の老舗和菓子メーカーの5人の新卒採用枠に、15年、全国から1万6625人の学生がエントリーした。

 男性の新卒採用を始めた08年には250人だった応募者数が、なぜ飛躍的に伸びたのか。

 超人気企業となった背景には、若手社員が毎日更新したブログの存在があった。

365日の更新

 「船橋屋は古くて、若い社員がいない」──。かつて、学生が社員に語った船橋屋の企業イメージだ。あながち嘘ではなかった。

 従来、くず餅職人や営業職の男性社員は中途で採用しており、販売職はパート社員が主だった。数人の女性社員を新卒採用していたものの、結婚などを理由に数年で退社することが多かったという。

 旧都市銀行での勤務を経て船橋屋に入社し、08年に8代目に就任した渡辺雅司社長は危機意識を持っていた。「男性を含めた新卒採用に力を入れ、若い社員を育てなければ組織は活性化しないし、会社も続かない」。

 そこで当時、通販事業と共に採用担当を兼務することになった入社4年目の佐藤恭子氏(現・執行役員企画本部本部長)は、お金をかけずに実施できる対策として09年、大手人材会社が運営する採用サイトでブログを開始した。新卒採用に熱心な会社であることを学生にアピールするためだ。

 佐藤氏が最初に手掛けたのは「毎日更新すること」だった。ブログを更新するたびに「NEW」と表示される仕組みになっているため、学生の注目度が高まる。必死でネタを集め、商品情報や社員の紹介、地域や社内のイベントなどを掲載し、3年間土日も休まずに更新を続けた。

コメント3件コメント/レビュー

『「くず餅」と称して葛で作られていない「くず餅」であれだけ長く営業していることは驚きと賞賛に値するでしょう。』と船橋屋さんを揶揄したコメントがありますね。 これは全くの誤解によって、結果、船橋屋さんを誹謗中傷しています。  関東でのくず餅はもともと「久寿餅」と書き、江戸時代から浮き粉(小麦でんぷん)を発酵させてつくったもの。 歴史ある食べ物であり、イミテーション食品ではないのです。(2018/02/21 13:37)

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『「くず餅」と称して葛で作られていない「くず餅」であれだけ長く営業していることは驚きと賞賛に値するでしょう。』と船橋屋さんを揶揄したコメントがありますね。 これは全くの誤解によって、結果、船橋屋さんを誹謗中傷しています。  関東でのくず餅はもともと「久寿餅」と書き、江戸時代から浮き粉(小麦でんぷん)を発酵させてつくったもの。 歴史ある食べ物であり、イミテーション食品ではないのです。(2018/02/21 13:37)

数人だけ採用したいのに、1万人規模で応募受け付けるのは効率悪いのでは?
と感じた。
ただし、ファン獲得、将来のお客様確保、知名度アップのため葛餅の将来的売上アップをねらっているなら大成功とい言えなくもないが・・(2018/02/20 16:31)

「くず餅」と称して葛で作られていない「くず餅」であれだけ長く営業していることは驚きと賞賛に値するでしょう。ただ、そういう製品に多くの従業員を雇う力があるかどうかは大きな疑問。沢山の応募の中から良さそうな人材を選んで、相性があう人が振るいに掛かって残るのが善いのでしょう。それはどこの零細企業にとっては羨ましいこと。(2018/02/20 07:41)

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