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電動パワステへの要求が厳しい車メーカーとは

ジェイテクトが語る電動パワステの現在と未来

  • 髙根 英幸=自動車ジャーナリスト

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2017年4月10日(月)

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 ジェイテクトは前身の1社である光洋精工が1989年に世界初のEPS(電動パワーステアリング)を開発した、EPSのパイオニアである。この世界初のEPSを開発した経緯がなかなか面白い。それはスズキ「セルボ」のオプション装備として開発されたそうだ。

 「実は360ccのエンジンでは、パワーステアリング用の油圧ポンプを駆動させるとエンストしてしまった。そこでスズキから何とかしてほしいと言われたのがきっかけだった」。そんな裏話を教えてくれたのは、ジェイテクト ステアリング事業部の佐々木裕人理事である。

 世界最初のEPSは軽自動車用、それも据え切り時のみに作動するものだった。走り出してしまえば、軽自動車のステアリング操舵はそれほど力が要らないからだ。「EPSは使う時だけ動かすので、省エネでもある」(佐々木氏)。

 そう、燃費改善のための効率化にもEPSは欠かせない。さらにチューニングが自在にできるというのもEPSのメリットだ。トルクセンサーによる操舵力の入力だけでなく、車速、操舵の加速度、パラメーター次第でアシスト量をどのようにも制御できる。EPS自体は独立したシステムでもあり、さらには協調制御によりスポーツモードなどのモード切り替えも対応できる。最近、国産旧車を中心にEPSを後付けできるようにしてくれる業者も登場してきている。これもEPSならではのメリットと言えるだろう。

 そう言えば生産ラインを取材していて気付いたことに、ウオームシャフトを削り出してから焼き入れなどの熱処理をする工程がない。通常、歯車であれば熱処理をして強度を高める工程があるはずだ。

ウオームシャフトはスチールのシャフトから削り出されて研磨されることにより成形される。仕上がりは研磨のまま、熱処理などで硬度を高めることはない
自動車未来サミットspring
【2017年4月18日開催】

~部品メーカーが考える自動運転の将来と2017年の展望~
自動運転によるクルマの革新は、自動車メーカーだけでなく、サプライヤーのビジネスも大きく変える可能性があります。特に大手部品メーカーは、自動運転システムの構成部品だけでなく、地図やバックエンドの配信システムなどを含めた自動運転サービスのサポート体制を整えつつあります。これまでのハードウエア中心のビジネスから、ハードウエアと車両の制御・情報ソフトウエアを組み合わせたシステムが重視される状況になっているのです。当セミナーでは大手部品メーカーの自動運転に向けた取り組みや戦略を捉えるとともに、2017年の生産・販売動向がどのように推移するのかを展望します。 ~詳細はこちら~。
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