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三菱電機の決意「もう、地味とは言わせない!」

「出しっ放しにできる掃除機」「目立つエアコン」でデザイン改革

2017年4月4日(火)

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携帯電話などからいち早く撤退し、BtoB向け事業で手堅く稼ぐ三菱電機。日本の電機業界の中でも数少ない「勝ち組」と称されるが、社内では悩みもあった。“地味”なイメージを払拭するため、デザインを起点にした改革が進行中だ。

「インスティック」は、一見すると掃除機に見えないデザインを目指した。本体上部を持ち上げれば、コードレスのスティック型掃除機となる。ベース部分は充電だけでなく、空気清浄機としても機能する。使わないときでもリビングに置いておける、出しておいた方がむしろ都合が良い掃除機を実現した

 掃除機には見えない掃除機を作る。そんなコンセプトでデザインされたのが三菱電機のスティック型掃除機「インスティック」だ。開発を主導したのは、同社デザイン研究所の女性デザイナー5人。2013年春に「女心研究会」を結成して、既存の掃除機の課題を片っ端から洗い出していった。

 そもそも数ある掃除機の中からどれを選んだらいいのか分からなかった。パナソニック、日立製作所、東芝、そして三菱電機。国内の大手家電メーカーの製品はどれもよく似ていて、ブランド名を隠したらどのメーカーの製品か見分けるのも難しい。電機メーカーに勤める自分たちがそうなのだから、一般の人なら途方に暮れるに違いない。

 そこでよく使う掃除道具を基準に、掃除に対する消費者の姿勢を6つのグループに分類した(下の図参照)。

 これまで日本メーカーは「とにかく清潔派」向けに吸引力を強化した掃除機を普及価格帯(1万~5万円)で投入してきた。ところが英ダイソンが吸引力に優れ、デザイン性も高い掃除機を発売。国内メーカーの2倍近い値段にもかかわらず、ヒット商品となった。

 同じく高額ながら、手抜き派のニーズをとらえたのが米アイロボットの「ルンバ」だ。ロボット掃除機というジャンルを切り開き、共働き世代などから指名買いされるようになった。

手間は省きたいけど、手抜きとは思われたくない女心
●よく使う掃除用具を基準に掃除に対する消費者の姿勢を分類

 三菱電機のデザイン研究所では2013年から、事業部門が異なるデザイナーがチームを組んで新しいコンセプトの製品を考案するプロジェクト「デザインX」を始めた(詳細は「三菱電機デザイン研究所の杉浦博明所長に聞く」参照)。四津谷瞳氏(写真の左から2人目)など5人の女性デザイナーは「女心研究会」を結成。忙しい生活の中で家事をやりきれていないという、現代女性の後ろめたさを軽減できる家電の開発を目指した。掃除の手間は省きたいけれど、家事を手抜きしているとは思われたくないという複雑な女心を満たすにはどうしたらいいか。最終的に、リビングに出しておくことを前提にした掃除機「インスティック」を考案した。

コメント4件コメント/レビュー

長々と自分の主張を綴られていますが、そんなあなたは今までの物を買って頂ければ良いのでは?なぜに口を出すのか?と思いますね。
蚊帳の外が不満なのでしょうかしら?(2017/04/04 22:42)

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「三菱電機の決意「もう、地味とは言わせない!」」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

長々と自分の主張を綴られていますが、そんなあなたは今までの物を買って頂ければ良いのでは?なぜに口を出すのか?と思いますね。
蚊帳の外が不満なのでしょうかしら?(2017/04/04 22:42)

ここの読者レビューを読むと、消費者に耳を傾けたら駄目だというのが良く分かる(笑)(2017/04/04 13:09)

1年半前に建て替えた我が家は、4台のエアコン全て三菱電機製に切り替えた。利用頻度の高い部屋は多機能型で自動掃除機能付きなので壁からの厚みもあり、目立たない色合いを選択した。予算に余裕があれば天井埋め込み型にしたいところだが、無理なので標準の壁設置型。この記事に写真の載っている赤いエアコンは厚みが10cm以内なら良いかもしれないが、私の6畳の書斎でも厚さ31cmでこれが真紅では目立ち過ぎで邪魔に感じる事請合いだ。国民の大多数が花粉症という異常な国、日本では空気清浄機はほぼ一年中回しっ放しの家が増えていると思うので、スティック型の清浄機組み込み式掃除機は面白いとは思うが。家電製品に「目立つ」必要性を、正直言って感じない。そんな事よりは、省エネ性能や耐久性やよく使う機能を使い易くする事が私にとっては重要だ。我が家には掃除機が2台あり、1階と「階段及び2階」で使い分けている。1階のものはキャニスターで2階のは充電式のスティックタイプ。2階のものは階段掃除の時は吸い込み口を取り替えてハンディー型にして使うので、よく使うヘッド部品は充電器一体型の収納に置いてある。切り替えのために一々クロゼットに行かなくても良いので気に入っている。機器の使い始めから使い終わって片付けるまでの一連の作業が「気持ち良く」出来る事が道具に一番大切な事だと思う。同機能でも「見た目」で購入を決定するものも勿論ある。身につけるバッグ類や車は、人によっては性能以上に、見た目を重視する。家電製品を派手にしても、壊れ易かったり音が大きかったりしたら「ダメさ加減」が増幅されてしまう。派手なデザインを採用する製品は性能や使い易さで自信のある物に限定して欲しい。(2017/04/04 08:57)

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