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モスフードがしぶとく業績を伸ばし続ける理由

日本発のFCチェーンが挑む「継承」問題

2017年3月13日(月)

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消費者の「外食離れ」が続く中、しぶとく業績を伸ばしている。 日本企業ならではのメニュー開発と品質管理に地道に取り組む。 FCオーナーの高齢化などの課題克服には、組織の対応力が問われる。

(写真=陶山 勉)

 年の瀬、12月下旬の昼下がり。東京都練馬区の石神井公園駅前にある「モスバーガー」は、遅い昼食を取ったり、コーヒーを飲んで談笑したりする人たちで混雑していた。

 「モスは昔から国産の野菜を使っていて、子供にも安心して食べさせられる」。幼稚園に通う子供を連れた母親はこう話す。持ち帰りの商品ができるのを待っていた30代の男性は「小さいころから変わらない味でおいしい。マックより高くても買う」と話す。

 モスバーガー1号店が東京・成増に誕生したのは1972年で、今年で45年になる。

 これまで消費者は、善かれあしかれ、マクドナルドに対するモスバーガーという視線でハンバーガー店をとらえてきただろう。モスバーガー1号店の前年、銀座から出店したマクドナルドは、主に一等地の大型店、素早い提供、安さ、を特徴にしてきた。対照的にモスフードサービスは、住宅地に近い2等立地や郊外店が多く、創業時は普通の住宅を改造した店もあって小型の店が目立つ。提供に時間がかかっても、注文を受けてから作るスタイルを貫いた。

 また米国発のマクドナルドとは対照的に、日本発祥のハンバーガーチェーンとして、国産の野菜を使ったり、日本の消費者に合った独自商品を前面に打ち出してきたりと、特徴を鮮明にしてきた。テリヤキソースを使ったバーガーを販売したのは73年で、マクドナルドよりも早かった。パンの代わりにご飯を使ったライスバーガー、玄米フレークを入れたシェイク、玄米餅のお汁粉などもロングセラーメニューだ。

 モスフードは、日本のハンバーガーチェーンとして2位だが、店舗数は約1360店と、首位マクドナルド(約3000店)の半分以下。チェーン全体の売上高は2015年度で1043億円と、マクドナルドの3分の1に満たない。ただし、過去数年は、マクドナルドが「食の安全」問題で苦しんだこともあって、モスフードの堅調が目立つ。

 日本マクドナルドホールディングスでは、中国の取引先による鶏肉の偽装問題が2014年に発覚し、2015年度まで2年間、赤字に苦しんだ。対照的に、モスフードは、2015年度に営業利益が2倍以上に増え、2016年度は売上高715億円、営業利益は44億円と、2期連続の増収増益を見込む。営業利益が40億円を超えるのは17年ぶりだ。

売り上げ、利益ともに上向いてきた
●モスフードサービスの業績推移
注:数値は2016年度を除き年度末時点。

コメント1件コメント/レビュー

モスバーガーを見ると何故か遥か昔の経済学の講義を思い出します。バターはマーガリンの上級材、貧乏学生やサラリーマンもマックを卒業すればモスへと。店舗展開のビジネスモデルに刮目すべき点もあるのでしょうが、やはり基本は商品戦略、とかくチープな商品と見られるハンバーガーの高級差別化に成功したと見るべきではないでしょうか。(2017/03/13 11:10)

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「モスフードがしぶとく業績を伸ばし続ける理由」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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モスバーガーを見ると何故か遥か昔の経済学の講義を思い出します。バターはマーガリンの上級材、貧乏学生やサラリーマンもマックを卒業すればモスへと。店舗展開のビジネスモデルに刮目すべき点もあるのでしょうが、やはり基本は商品戦略、とかくチープな商品と見られるハンバーガーの高級差別化に成功したと見るべきではないでしょうか。(2017/03/13 11:10)

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