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廃棄野菜クレヨン「食べても安全」で海外にも展開

青森発のベンチャー、地方の可能性引き出す

2018年4月23日(月)

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 出荷されず廃棄される規格外野菜などの自然素材を使ったクレヨンを開発し、人気を集める。本拠は青森。地方の可能性を引き出す新規事業として全国的に注目を集め、海外展開も進める。

(日経ビジネス2018年2月26日号より転載)

地元の野菜を有効利用
青森県の農家などから、規格外品や、加工食品などを作る際に出る残りかすなどを入手。自然由来の色素原料として利用する

 「きゃべつ」「ごぼう」「とうもろこし」「りんご」「むらさきいも」……。クレヨンのラベルには、赤や緑といった色ではなく、野菜の名前が書かれている。一つ手に取ってみると、ほのかに野菜のにおいがする。

 青森県のベンチャー企業mizuiroが販売する「おやさいクレヨン」は、形や大きさにより規格外とされ、出荷されない野菜を色素原料として活用する。石油由来の顔料を配合する一般的なクレヨンに比べ、淡い、自然で優しい色合いが出せるのが特徴だ。油分は米由来のワックスを使う。全て食品を原料としているため、子どもが誤ってなめたりしても安全という。

ホウレンソウのゆで汁がヒント

 2014年に発売開始後、ギフト需要などをつかみ、3年間で約10万セットを売り上げた。子ども向けの文具としては異例のヒットだ。16年には、内閣府などが後援する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー 地方創生賞」を受賞。地方活性化につながる新規事業の商品として全国に認められた。

 青森駅から徒歩5分ほど、アーケード街の2階にmizuiroの事務所はある。地元青森で生まれ育った木村尚子社長は「事業を始めるまでは、文具開発はまったくの素人だった」と言う。中高と美術部に所属し、専門学校を卒業後、デザイン事務所に勤務。その後、離婚を経験し、「一人で娘を育てながら、遅くまで会社で残業するのは難しい」と考え、12年にフリーデザイナーとして独立。広告チラシの作成やウェブデザインなど手掛けていた。

 仕事で地元企業との付き合いを深める中で、海と山に囲まれ、自然豊かな青森の魅力を発信し、事業化していく方法は無いか、と思いを巡らすようになった。

コメント2件コメント/レビュー

廃棄野菜等の利用に関する具体的な数値、それらを処理する機械、設備、消費電力などを記事にして頂くとより理解が増すものと思います。(2018/05/07 11:34)

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「廃棄野菜クレヨン「食べても安全」で海外にも展開」の著者

武田 健太郎

武田 健太郎(たけだ・けんたろう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学教育学部卒業、日本経済新聞社に入社。「NIKKEIプラス1」を担当後、証券部で金融マーケットや企業財務を取材。CFA協会認定証券アナリスト、AFP(日本FP協会認定)。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

廃棄野菜等の利用に関する具体的な数値、それらを処理する機械、設備、消費電力などを記事にして頂くとより理解が増すものと思います。(2018/05/07 11:34)

目の付け所がいいですね。事業化したことも素晴らしい。
画材として気になったのは、時間が経過すると退色したりはしないのでしょうか。(2018/04/23 08:39)

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