• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

リーダーは自分に苦言を呈する人物を重用すべし

第34回 出口治明ライフネット生命保険代表取締役会長(3)

  • 慶応ビジネス・スクール

バックナンバー

[1/5ページ]

2016年8月1日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

前回から読む)

 慶応義塾大学大学院経営管理研究科(慶応ビジネススクール)が次世代の経営の担い手を育成すべく、エグゼクティブ向けに開設する「Executive MBA(EMBA)」。

 経営者討論科目の授業に登壇したライフネット生命保険会長の出口治明氏は組織の上に立つリーダーのあるべき姿について語った。リーダーに必要な条件、人をうまく率いるコツ、リーダーが持つべき心がけを、それぞれ3つの要素にまとめて語った。

(取材・構成:小林 佳代)
出口治明(でぐち・はるあき)氏
ライフネット生命保険代表取締役会長
1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年にネットライフ企画設立、代表取締役社長に就任。2008年にライフネット生命保険に社名を変更、生命保険業免許を取得。2016年6月より現職。 主な著書に『生命保険入門 新版』『直球勝負の会社』『生命保険とのつき合い方』『日本の未来を考えよう』『働く君に伝えたい「お金」の教養』『「全世界史」講義Ⅰ』『「全世界史」講義Ⅱ』『「働き方」の教科書』など。
(写真=陶山 勉、以下同)

リーダーに必要な3つの条件とは

 ここからはリーダーシップについてお話しします。リーダーに必要な条件は何か。3つあります。

 第1は「やりたいことがはっきりしていること」。これに尽きます。「志」と呼んでもいいでしょう。絶対にやり遂げたいという「強い思い」を持っていることが必要です。

 リーダーはわかりやすく言えばサル山のボスザルです。エサがなくなった時に北へ行くのか南へ行くのか。方向を示さなくてはなりません。やりたいことを明確にして旗を上げるというのが一番大事なリーダーの条件です。

 第2の条件は「共感力」。成し遂げたいことがあったとしても、リーダー1人では何もできません。仲間の力を結集し仕事を任せなくてはなりません。それには、「なぜそれをやりたいと思うのか」という自分の考えを説明し、仲間に共感してもらう力が必要です。仲間に「この大将について行こう」と思ってもらう力が求められます。共感力があれば、旅の仲間を集めることができます。

 第3の条件は「コミュニケーション力」。いざ旅を始めたら、晴れの日ばかりではありません。どしゃ降りの日もある。どしゃ降りになれば、旅を続けるのがいやな人も出てきます。そんな時、弱っている人を早く見つけて「大丈夫か?」「もう少しだから頑張ろう」とコミュニケーションを取りながら目的地まで引っ張っていく。落伍者を出さないよう導くのがリーダーの役割です。統率力と言い換えてもいいかもしれません。

コメント3件コメント/レビュー

異論を聞く度量こそ、良いリーダーであるための必要条件だと私も思います。

反面教師となるのが「独裁者」と呼ばれる人々です。とにかく自分が悪く言われるのがイヤ。部下であれ世論であれ一介の貧しい庶民であれ、自分が悪く言うのが耐えられないから言論を統制し、権力で押さえつける。国家の支配者だけでなく、会社でも家族でも、同様の現象が見られます。

人間の判断力には限界があるので、異論を排除すると間違った意思決定をする可能性はどんどん高くなります。かくして、独裁者は、自分も回りも不幸にします。

ですから、子育ての要諦も、異論を聞く度量、叱られても凹まない精神力を付けることにあるのです。そのためにはまず自ら模範を示さなければなりません。父も母も、異論にキレてるようでは、子供の将来も社会の将来も、暗いものにしてしまいます。(2016/08/14 21:36)

オススメ情報

「慶応ビジネス・スクール EXECUTIVE」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

異論を聞く度量こそ、良いリーダーであるための必要条件だと私も思います。

反面教師となるのが「独裁者」と呼ばれる人々です。とにかく自分が悪く言われるのがイヤ。部下であれ世論であれ一介の貧しい庶民であれ、自分が悪く言うのが耐えられないから言論を統制し、権力で押さえつける。国家の支配者だけでなく、会社でも家族でも、同様の現象が見られます。

人間の判断力には限界があるので、異論を排除すると間違った意思決定をする可能性はどんどん高くなります。かくして、独裁者は、自分も回りも不幸にします。

ですから、子育ての要諦も、異論を聞く度量、叱られても凹まない精神力を付けることにあるのです。そのためにはまず自ら模範を示さなければなりません。父も母も、異論にキレてるようでは、子供の将来も社会の将来も、暗いものにしてしまいます。(2016/08/14 21:36)

誰だって、褒められれば気分が良いし、叱られれば気分が良くない。

だから、リーダーは部下を褒めるように心掛けなければならない。
しかし、リーダーは自分を叱ってくれる人を重用しなければならない。

リーダーはつらいなぁと思いますが、リーダーと部下との立場や力の違いを考えれば、それくらいでちょうど良いということなのでしょうか。(2016/08/01 13:04)

よく地方の行政の長(首長)にみられますね。
最初は「何かを成し遂げたくて長になった」のが、しばらくすると「長に居続けたくて長になる(再選)」ようになる。
周りをお気に入りで固め、煙たいことを言う奴は干す。
特に、職員上がりで首長になった者に多いように思われます。(2016/08/01 09:13)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

大切なのは、リーダーが「下から目線」を持つことです。

四方 修 元マイカル社長