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メキシコの日系企業は“トランプ”に冷静だった

フォードの白紙撤回を歓迎する声も

  • 篠原 筺

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2017年1月30日(月)

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 大半の重機は既に撤去されていた。

 メキシコの中心部に位置するサン・ルイス・ポトシ。豊富な銀産出を背景に、スペイン植民地時代のメキシコ経済を支えた古都であり、ここ数年は自動車産業が集積するメキシコ中央高原の拠点の一つとして脚光を浴びる工業都市である。

 今年1月、この街に激震が走った。2018年の稼働を目指して進んでいた新工場の建設計画を米フォードが白紙撤回したのだ。昨年4月、16億ドルを投じて新工場を建設すると発表したフォード。計画では小型車「フォーカス」の次世代モデルを生産する予定だったが、その代わりに、今後4年間で7億ドルを米ミシガン州の既存工場に投資、電気自動車などを生産するという。

まさかのキャンセルで古都に激震

 「数千万の雇用がミシガンから出て行く。オハイオから出て行く。もうこんなことは許さない」

 米国第一主義を掲げるドナルド・トランプ大統領は米国人の雇用を奪うとして、選挙期間中からフォードの工場建設を名指しで批判していた。米国における小型車需要の減少、さらにトランプ大統領が企図している減税や規制緩和によって米国の事業環境が好転するというのが表向きの理由だが、建設途中にキャンセルするというのは尋常ではない。新大統領を支持する白人層は主力のピックアップトラックのユーザーに重なる。米国内のブランドイメージなども考えてのことだろう。

 もっとも、自動車産業への依存度が高いサン・ルイス・ポトシの影響は甚大だ。

フォードが工場建設を撤回したサン・ルイス・ポトシの予定地。途中まで組み上がった鉄骨が奥に見える

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