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なぜハウス食品が「辛くないタマネギ」開発?

英『Nature』にも掲載された驚きの研究結果

2018年3月1日(木)

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 1997年の創業から20年、日本の家庭の食卓文化をリードしてきた“フードテックの老舗”クックパッド。その初期メンバーであり、現在も同社のブランディング部門を率いる小竹貴子氏が、気になるフードビジネスの新芽を取り上げ、現場を訪ねる本連載。2回目の訪問先はハウス食品。「切っても涙が出ないタマネギ」を開発し、2015年から販売も始めている。食品メーカーが野菜作りに乗り出したきっかけと狙いは何か。

(取材/2017年10月20日、構成/宮本恵理子)

取材に応じてくれたのは、ハウス食品グループ本社新規事業開発部の朝倉健吾課長(写真内右)と同新規事業開発部の脇本友紀子氏(写真内中央、写真:竹井 俊晴、ほかも同じ)

小竹氏(以下、小竹):ハウス食品といえば、カレーやシチューなど、家庭の食卓でおなじみの加工食品メーカーの代表格です。そのハウス食品が、自分たちで野菜を作って販売し始めたと聞いて驚いたのが2015年秋のこと。それも、「切っても涙の出ない、丸かじりできるタマネギ」という、全く新しい切り口の商品です。

 2017年の販売分も好評だったと聞いています(注:2018年分は、10月頃から販売開始予定)。まずは、開発経緯から伺わせてください。

朝倉健吾氏(朝倉):注目していただいて嬉しいです。私たちが数量限定で販売するタマネギ「スマイルボール」は、独自の特許技術を用いた品種改良によって、タマネギの内部にある、涙を誘発する辛み成分を抑えて、タマネギ本来の甘みを楽しめるのが特徴です。

小竹:タマネギを調理する時につきものだった涙から解放されるなんて、画期的です。いただいてみると……ジューシーで、確かに甘みがありますね。

 私はいつも、ポテトサラダにスライスしたタマネギを入れるのですが、これなら子どもたちも喜んで食べてくれそうです。これでドレッシングも作ってみたいですね。

朝倉:初めて食べると、皆さん驚きますね。キャッチコピーにも「リンゴみたいな、ほのかな甘さ」という表現を入れています。私たちも作ってみて初めて分かったのですが、“辛くないタマネギ”の開発は、業界が長年追い続けた夢だったようです。

小竹: ということは、そもそも狙って開発を進めた商品ではなかった、と。

ハウス食品が開発した辛くないタマネギ「ハウスボール」。見た目は普通のタマネギだが、涙を誘発する辛み成分を抑えて、タマネギ本来の甘みを楽しめる

コメント1件コメント/レビュー

とてもおもしろい話です。

生産量が少ないのはどうしてですか? たね?なえ?を作るのに手間がかかるとか . . .(2018/03/01 10:43)

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「なぜハウス食品が「辛くないタマネギ」開発?」の著者

小竹 貴子

小竹 貴子(こたけ・たかこ)

クックパッド株式会社広報担当本部長

1972年生まれ。クックパッドの創業から関わり、初代編集長、執行役を務める。2012年退社。2016年再び同社に復帰。個人として執筆、スタートアップの事業支援も行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

とてもおもしろい話です。

生産量が少ないのはどうしてですか? たね?なえ?を作るのに手間がかかるとか . . .(2018/03/01 10:43)

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