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え、削り節でだしを引いた後に顆粒だし?

世界を攻める老舗だしメーカー、にんべんの挑戦(前編)

2018年6月21日(木)

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1997年の創業から21年、日本の家庭の食卓文化をリードしてきた“フードテック”の老舗、クックパッド。その初期メンバーであり、現在も同社のブランディング部門を率いる小竹貴子氏が、気になるフードビジネスの新芽をピックアップし、現場を訪ねる。連載8回目は、1699年創業の老舗の鰹節とだし製品の専門メーカー、にんべん。最近では体験型店舗や海外戦略など、日本の食文化を代表する「だし」を幅広い客層に広めようと積極的な展開に乗り出している。だしの可能性を探った。今回はその前編。

(取材/2018年5月6日、構成/宮本恵理子)

にんべん 代表取締役社長の高津克幸さん(写真:竹井俊晴、ほかも同じ)

小竹貴子氏(以下、小竹):今日は、商業施設「コレド室町」の一角にある「にんべん日本橋本店」に来ています。店に入る前から、おいしそうなだしの香りがしています。

 にんべんといえば、1699年創業の老舗の鰹節とだし製品の専門メーカー。ここでは商品を売る以外に、どんな体験を提供しているのでしょうか。

高津克幸氏(以下、高津):プロの削り師による本枯鰹節削りを実演するなど、鰹節ができるまでのプロセスをご覧いただいたり、様々な種類の鰹節の違いに触れていただいたりするなど、体験型店舗としてスタートしました。中でも特徴的なのは、こちらの「だし場」。「場」と「bar」をかけて、本物のだしを気軽に味わうためのテースティングバーです。

小竹:早速、いただいてみます。シンプルにだしだけの味なんですね。テーブルに置いてある塩と醤油で好みに調味して。そもそも、味噌汁やおすましの味は知っていても、だしだけの味は知らない人は案外多いと思います。新鮮な体験として楽しめそうです。

高津:始めてみると好評で、2018年3月までに累計85万杯を提供しています。

 けれど始める前は半信半疑でした。1杯につき100円で提供することに対しても、「お金をいただいていいのか」という声が社内で挙がりました。そもそも、だしをコンセプトにした常設店舗はほかにありません。商業施設側からも、「香りを出しすぎないように気を付けてください」と言われて、天井に消臭機器を取り付けたくらいで。

小竹:このホッとする香りが人を呼び込んでいるように思えますが。

高津:オープンしてからは、「いくらでも香り出してください」と言われました(笑)。

小竹:来店客の年齢層も幅広そうです。

高津:もともと私たちの顧客層は年配の人が多かったのですが、「だし場」をオープンしてからは、30代や40代など、従来よりも若い層が来店するようになりました。

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「え、削り節でだしを引いた後に顆粒だし?」の著者

小竹 貴子

小竹 貴子(こたけ・たかこ)

クックパッド株式会社広報担当本部長

1972年生まれ。クックパッドの創業から関わり、初代編集長、執行役を務める。2012年退社。2016年再び同社に復帰。個人として執筆、スタートアップの事業支援も行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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