• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

小山薫堂氏が読み解く『トヨタ物語』(前編)

「この物語、ドラマにしやすいんです」

2018年3月19日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「この物語、ドラマにしやすいんです」。新刊『トヨタ物語』を読んだ小山薫堂氏がそう語る真意とは。「ふてぶてしさ」の魅力とは。『トヨタ物語』著者の野地秩嘉氏と語り合います。その前編。

■重版出来!『トヨタ物語
 トヨタはなぜ強いのか――その本質に迫る巨編ノンフィクション。日経ビジネス連載「トヨタ生産方式を作った男たち」に書下ろしの新章などを加えた圧巻の408ページ、ついに刊行。早くも4刷。日経BP社刊
小山薫堂(こやま・くんどう)
放送作家、脚本家/1964年、熊本県生まれ。日大芸術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。テレビ番組での代表作に、「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」「ニューデザインパラダイス」など。映画脚本を手掛けた「おくりびと」は、第81回アカデミー賞外国語映画賞、第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した。著書に『考えないヒント』『いのちのかぞえかた』など。執筆活動の他、京都造形芸術大学副学長、下鴨茶寮主人、企業や地域のアドバイザーなどを務める。

 今回、『トヨタ物語』外伝に登場いただくのは放送作家、脚本家、プロデューサーの小山薫堂さんだ。彼のラジオ番組「FUTURESCAPE」(FMヨコハマ)に呼ばれたわたしが執筆時のエピソードを話しつつ、小山さんの「読み方」を取材するという形で行った。一緒に話をしてくれたのは柳井麻希さん(美女)である。

なぜドラマにしやすいのか

柳井:今日は『トヨタ物語』の著者、ノンフィクション作家の野地秩嘉さんをお迎えしました。

小山:これまで野地さんが書いたものはどれも抜群におもしろいんですよ。僕が『キャンティ物語』という野地さんが書かれたものをドラマにさせていただいたのが、もう10年ぐらい前ですかね(2004年「あの日のかえりたい。~東京キャンティ物語~」)。ですから、本を書かれたのはもうちょっと前だったと思うんですけど。

野地:1994年です。

小山:野地さんを見ていると、あんまり忙しそうじゃなくて、ゴルフばっかりしている印象がありますけれど、いったい、いつ取材しているんですか。だって、この『トヨタ物語』は、70回も工場に行かれてるんですよね。

野地:そうなんですよ、70回。トヨタだけじゃなくその他の自動車会社も見に行きました。書く時はあまり考えてません。大したことないんです。調べたことをただ書いてるだけですから。

小山:野地さんは調べているものを書いてるだけとおっしゃいますけど、読んでいると、野地さんという主人公が旅をしている私小説のようにいつも感じるんです。

野地:鋭い(笑)。

小山:影武者となって物語を書いてるだけじゃなく、本のなかに野地さんがいるんですよ。そして、もうひとつ、思うのはこの物語、ドラマにしやすいんです。

野地:ありがとうございます。ドラマにしやすいのはトヨタの工場がとても面白かったからなのでは。トヨタの工場はミュージアムみたいでした。工場の照明が他社とは全然違って、手元が見やすい、明るい照明でした。それに見学路から作業者を眺めるのも見やすかった。現場を見ながら、書くことをずっと考えてました。

小山:他にも他社の工場と違うところはありましたか。

野地:トヨタの工場がほかの工場と違うところっていくつかあります。僕らの頭のなかにある工場の風景とは同じクルマ、黄色なら黄色いクルマが続々と出てくるというイメージです。でも、トヨタの工場にはそういうことはない。カローラの後ろにアルファードが流れてきたり、車種も色も違う。そして、後ろにパトカーが流れてきたりするんですよ。2、3台後にはタクシーが流れてくる。すごいことをやってるんだなとひと目でわかる。部品だって、車種が違えば変わるわけですから。

小山:確かに作業する人が戸惑いますよね、クルマが違うと。

小山薫堂さん、柳井麻希さん、「FUTURESCAPE」(FMヨコハマ)にお招きありがとうございました

オススメ情報

「『トヨタ物語』外伝」のバックナンバー

一覧

「小山薫堂氏が読み解く『トヨタ物語』(前編)」の著者

野地 秩嘉

野地 秩嘉(のじ・つねよし)

ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポ、ビジネス、食、芸術、海外文化など幅広い分野で執筆。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本という国は、もっと資本主義的になってほしいのです。

ゴー・ハップジン 日本ペイントホールディングス会長