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小山薫堂氏が読み解く『トヨタ物語』(後編)

「次は、中国のピザ配達人の話を、ぜひ」

2018年3月20日(火)

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 「次は、中国のピザ配達人の話を、ぜひ書いてください」。新刊『トヨタ物語』を読んだ小山薫堂氏は、著者の野地秩嘉氏にリクエストする。トヨタ生産方式と中国のピザをつなぐものとは。対談、後編です。

■重版出来!『トヨタ物語
 トヨタはなぜ強いのか――その本質に迫る巨編ノンフィクション。日経ビジネス連載「トヨタ生産方式を作った男たち」に書下ろしの新章などを加えた圧巻の408ページ、ついに刊行。早くも4刷。日経BP社刊
小山薫堂(こやま・くんどう)
放送作家、脚本家/1964年、熊本県生まれ。日大芸術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。テレビ番組での代表作に、「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」「ニューデザインパラダイス」など。映画脚本を手掛けた「おくりびと」は、第81回アカデミー賞外国語映画賞、第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した。著書に『考えないヒント』『いのちのかぞえかた』など。執筆活動の他、京都造形芸術大学副学長、下鴨茶寮主人、企業や地域のアドバイザーなどを務める。

前編から読む)

ADから放送作家へ

小山:僕もこの『トヨタ物語』を読んで、FMヨコハマでも応用できると思いました。

 番組では、例えばAD(アシスタント・ディレクター)は普通の業務を日々淡々とやっているけれど、自分で考えるとカイゼンできることがたくさんある。番組で紹介するメールも、来た順に置くんじゃなくて、自分なりに構成を考えながら、並べ替えてみる。このメールがおもしろいから、これを先に紹介した方が番組がおもしろくなるぞ、と。そうすると、番組のクオリティがよくなるだけではなく、その人自身にスキルがついていって、やがて放送作家的なこともできるようになる。進化していく気がするんですよ。

野地:ものすごくよく理解されてます(笑)。

小山:トヨタ生産方式を(笑)。

野地:いつでもトヨタに入れる(笑)。

小山:あとユニクロの柳井(正・ファーストリテイリング会長兼社長)さんの帯もいいですよね。「今日の成功は明日の失敗になるかもしれない。」って。よく逆は、今日の失敗は明日の成功に、失敗は成功のもととかって言いますけど、逆ですよね、たしかに。

野地:そうですね。

小山:それと、トヨタの改革をした人たちは現場上がりだから、現場の気持ちをわかりながらやってるのがすごいと思うんですよ。

野地:トヨタの社長ってよく現場に行っていて、豊田英二さんは、誰よりも工場の配管に詳しかったって(笑)。この辺にはこういうパイプが走ってるとかって、現場の人より詳しかったというぐらいよく行っていた。今の豊田章男さんもよく現場に行っているんですよ。そして、経営者は見学が終わったあと、帽子を脱いで深々と最敬礼するんですって。「今日はありがとうございました」。そういうことってなかなか知られてないですよね。

柳井:でも、そういうところが品質、アウトプットに表現されていくんでしょうね、皆さんの気持ちがそこに集約されて。

野地:新潮社の編集者にそういう話をしたら、うちの社長、編集現場なんか来たことないって。名前出さないでくださいねって言われたんですけど(笑)。

小山:でも、新潮社の社長と言った段階でわかるじゃないですか(笑)。

野地:いや、新潮社の社長、特に極悪人じゃないんですけれど。非難するつもりはないけれど(笑)。新潮社に限らず、出版社、新聞社、テレビ局の社長が熱心に現場に行くなんてことないですよ。だって、朝日新聞の社長が新聞配達員と一緒に家に来たなんてこと、絶対にないでしょう。

柳井:このお話、また後半でも引き続きうかがっていきますけど、ちょっと一回ブレーク入れましょう。今日は「思い出の1曲」、先週まで薫堂さんは2曲を紹介してましたけれど、今週からやめました(笑)。

小山:もうこれ、カイゼンですよ。僕は毎週、トヨタ生産方式のカイゼンすることにしました。

柳井:思い出の1曲を野地さんにお持ちいただきました。どんな曲でしょうか。

野地:「アルフィー」っていう映画音楽、バート・バカラックの。スティーヴィー・ワンダーがハーモニカだけで吹いてるんですけど。

 この曲を高倉健さんに聴かせたことがあるんですよ。高倉さんってハーモニカうまいから、自分でも映画の中で吹いてるんです。高倉さんから「これいいね、このCDをくれないか」って言われました。だから、思い出です。

柳井:そうですか。じゃ、高倉健さんにも思いを馳せて聴いていただけるといいかもしれないです。スティーヴィー・ワンダーで「アルフィー」。

(曲がかかる)

小山薫堂さん、柳井麻希さんと。「FUTURESCAPE」(FMヨコハマ)は土曜午前9時から

コメント1件コメント/レビュー

上司に部下への理解がないと、部下は知恵を仕えない。上司が適当に賢いだけなら、部下は知恵が付かない。上司は知恵と部下への理解をもつ能力が必要。私が会う殆どの社長が話す時の主語は「我が社」か「私」。思考回路が上意下達。(2018/03/22 08:04)

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野地 秩嘉

野地 秩嘉(のじ・つねよし)

ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポ、ビジネス、食、芸術、海外文化など幅広い分野で執筆。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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上司に部下への理解がないと、部下は知恵を仕えない。上司が適当に賢いだけなら、部下は知恵が付かない。上司は知恵と部下への理解をもつ能力が必要。私が会う殆どの社長が話す時の主語は「我が社」か「私」。思考回路が上意下達。(2018/03/22 08:04)

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