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CKB横山剣氏「『トヨタ物語』は僕のバイブル」

2人の父と、赤塚不二夫と、1970年のセリカとカリーナと

2018年8月1日(水)

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 大のクルマ好きで知られるクレイジーケンバンドの横山剣さんは新刊『トヨタ物語』をどのように読んだのか。トヨタとの意外な縁、溢れる自動車愛とともに、縦横無尽に語っていただきました。その前編。
横山剣(よこやま・けん)
1960年生まれ、神奈川県横浜市出身の「東洋一のサウンドクリエーター」。78年にクールス・ロカビリークラブのローディーとなり、1981年にヴォーカリストとしてデビュー。97年、クレイジーケンバンド(CKB)を発足、デビュー20周年を迎えた。8月1日には3年ぶりのオリジナルアルバム「GOING TO A GO-GO」をリリース。9月24日には、横浜アリーナでデビュー20周年記念ライブも行われる。詳しくはCKB公式サイトにて。(写真:尾関裕士、以下同)

野地:ライブやレコーディングで忙しい中、『トヨタ物語』をお読みいただいて、すみません。

横山:届いた本が分厚くてびっくりしましたけど(笑)、読み始めたら面白くて、もう一気に。そのあとも持ち歩いてまた途中から読んだりとかいろんな読み方をして。読むたびに味わい深くて、ほんとに。

 僕はクルマが大好きでトヨタ車にも何台も乗ってきて、いろいろ知っているつもりでいましたけど、創業からすっと続いてきたモノ作りへのこだわりとか、それを支えたトヨタ生産方式とか。この本を読んで、そのスゴさがよく分かりました。

 いいものを作ろう、もっといいものを作ろうと、いつも考え続けて妥協しないとか、昨日より今日、今日より明日とカイゼンをずっとし続けることとか。これ、そのまま曲作りにも、ライブの構成を考えることなんかにも通じるんですよね。もうこの本は、僕のミュージックビジネスのバイブルになりました。

野地:嬉しいお言葉です。横山さんのクルマ好きは有名で、楽曲にもいろいろ登場しますね。「シャリマール」にはサニー、カローラ、ファミリア、スタンザ、「透明高速」のシボレー、「GT」「血の色のスパイダー」、「中古車」にはメーカー名がズラリ。横山さんとクルマ、切っても切れない関係ですが、トヨタというと…。

東京パブリカと「Team Zeny」

横山:父親がトヨタ東京パブリカ(後のトヨタ東京カローラ)の芝営業所、東京タワーの真下にあるんですけど、そこの勤め人だったんです。

野地:ん? 横山さんのお父上は確かファッション関係の…。

横山:あ、それは父親パートワン、ソニア・リキエル東京ブティックを経営していたんですけど。父親パートツーがトヨタ東京パブリカにいて、で、その二番目のお父さんが「君のパパになってもいい?」って言ってくれて、やったぁと(笑)。

野地:トヨタとそんなご縁が(笑)。

横山:その父親がけっこうモータースポーツ系にも縁があって、知り合いにトヨタ関係のレーサーの人がいたりして。

 そう、トヨタのレースと言えば、赤塚不二夫さんがスポンサーをしていた「Team Zeny」というレーシングチームが。

野地:え、そんなのあったんですか。あの漫画家の。

横山:その赤塚さんがスポンサーでZenyという名前をつけて、あの「シェー」のイヤミのマークが描かれたレーシングカーなんです(笑)。で、TMSC(トヨタ・モーター・スポーツ・クラブ)の藤田直広さんとか新堂英樹さんとかスゴいレーサーがいらっしゃって。その新堂さんが新しい父の同僚で親友だったので、そこからいろいろ縁も広がって。

編集S:(ネットで検索して)Zeny、これですね。

野地:ほんとだ。イヤミの顔が車体に。エンブレムもカッコいい。

横山:野地さんの『キャンティ物語』に出てくる福澤幸雄さんとか、川合稔さんとか、鮒子田(ふしだ)寛さんとか名だたるレーサーはワークスなんですけど、もうちょっとプライベートに近い感じ、で、赤塚不二夫さんのチームという。かなり投資されたみたいですけど。

編集S:銭(ゼニ)がない若いドライバーがレースで走れるようにと赤塚さんが銭を出して…ということのようですね。

野地:それでゼニー。すごいなあ、赤塚さん。

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「CKB横山剣氏「『トヨタ物語』は僕のバイブル」」の著者

野地 秩嘉

野地 秩嘉(のじ・つねよし)

ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポ、ビジネス、食、芸術、海外文化など幅広い分野で執筆。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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