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CKB横山剣氏「コンサートも日々カイゼンです」

浜口庫之助と、白いセンチュリーと、通底するラインと

2018年8月2日(木)

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 大のクルマ好きで知られるクレイジーケンバンドの横山剣さんは新刊『トヨタ物語』をどのように読んだのか。トヨタとの意外な縁、溢れる自動車愛とともに、縦横無尽に語っていただきました。その後編。

前編から読む

横山剣(よこやま・けん)
1960年生まれ、神奈川県横浜市出身の「東洋一のサウンドクリエーター」。78年にクールス・ロカビリークラブのローディーとなり、1981年にヴォーカリストとしてデビュー。97年、クレイジーケンバンド(CKB)を発足、デビュー20周年を迎えた。8月1日には3年ぶりのオリジナルアルバム「GOING TO A GO-GO」をリリース。9月24日には、横浜アリーナでデビュー20周年記念ライブも行われる。詳しくはCKB公式サイトにて。(写真:尾関裕士、以下同)

横山:トヨタのCMだったら浜口庫之助さんの「わたしのカローラ」って曲が大好きで。

野地:えっ、浜口さんがそんなCMソングを?

横山:ソノシートで当時、販促で配ってたんです。僕はそれ子供のときにもらいました。その次のはジェリー藤尾夫妻が、もう別れてしまいましたけど、カローラの宣伝をやってて、「ちょっとうれしいカローラ」という曲で。

野地:思い出しました、わたしのカローラ、ちょっと外国語が入ってる。

横山:そうです、ボサノバのおしゃれな。

野地:おしゃれでしたよね。僕も小学校の時、口ずさんでたな。あれ、浜口さんなんですか。もともと外国の歌なのかと思ってました。

 いや、横山さんのインタビューは面白い。赤塚不二夫といい、浜口庫之助といい。そうだ、あの歌、コンサートで歌ったらどうですか。

横山:わたしのカローラ、弾き語りでやったことがあります。

野地:今も原曲は聴けるのかな。

横山:ユーチューブで聴けますね。

編集S:(再び検索して)これですね。

横山:そうそう、カローラスプリンターが出る前はスプリンターという部分はなくて、カローラだけだったんですけど、スプリンターが出てから、スプリンターというのが入って。

野地:最初のはこれより前の。

横山:もあるんです、2種類。たぶんオケは一緒だと思うんですけど。

 トヨタはCMがスタイリッシュですね。特にセリカのCMがすごくスタイリッシュで、「食べてしまいたいクルマ」というのがありました。コピーがすごくよくて、「ちょっとうれしいカローラ」とか、「わたしのカローラ」とか、刺さるコピーが今も記憶に残ってます。

野地:そうした横山さんの心をつかむようなCMを作る裏では、トヨタ生産方式でひたすら地味に…。

横山:一生懸命、クルマを作っていたんですね。この本を読んでから、改めて当時のCMを見ると、また違った感慨がありますね。

安心感が半端なくありますね

野地:トヨタの車に乗ってみて、特徴ってありますか。

横山:そうですね、安心感が半端なくありますね。で、僕はカローラの何でもない、あえてスポーティなやつじゃなくて、デラックスという最もオーソドックスなやつに乗ったんですけど。KE70というカローラです。

 もう加速が素晴らしくて、ほかのクルマに乗れないぐらいイイ感じなんですよ。そのプレーンな感じが逆に色っぽくて好きだったんですけど、とにかく安心感があって。走る、曲がる、止まる、すべてにちょうどいいというか、コンフォタブルというか。で、けっこう速いんです、びっくりしちゃうぐらい。マニュアルだったんですけど。

野地:KE70っていつ頃ですか。

横山:昭和56年頃ですかね。

野地:いわゆるカローラ、みんなが覚えてる。

横山:ええ。このKE70というのはマニアの間でファンが多くて、それをカスタムしてレースに出てる人とかけっこういるんですね。やっぱりハチロクは断然人気ですけども、僕はKE70がすごい好きで。あとKE30というのもすごくよくて。

 外車と交互に乗ってたんですけど、やはり雑なんですね、外車って(笑)。特にイタ車とか、ほんと雑、アメ車とかも。なんかギシギシいったり、どっかしら壊れるというか。それがトヨタの車は、どんな無茶しても、あ、オイル交換するの忘れた!とかあっても、まあ大概、元気よく走るし、ほんとタフですよね。

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「CKB横山剣氏「コンサートも日々カイゼンです」」の著者

野地 秩嘉

野地 秩嘉(のじ・つねよし)

ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポ、ビジネス、食、芸術、海外文化など幅広い分野で執筆。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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齋木 昭隆 三菱商事取締役・元外務次官