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2017年2月9日(木)

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1973年愛知県生まれ。大阪府立大学農学部にて増田昇に師事(緑地計画工学専攻)。メルボルン工科大学環境デザイン学部にてジョン・バージェスに師事(ランドスケープアーキテクチュア専攻)。大阪府立大学大学院(地域生態工学専攻)修了後、 SEN環境計画室勤務。三宅祥介からデザイン、浅野房世からマネジメントを学び、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。(写真=名児耶 洋)

 studio-Lの山崎亮・代表は、かつて建築や、広場・公園などをデザインするランドスケープデザインを手がける大阪の設計事務所に勤めていた。が、大学の先輩が独立して事務所を開き、楽しそうに仕事をしているのを見て、「自分も独立してみたい」と漠然と思っていた。人と人をつなぐ仕組みをつくって、地域や社会を変えるコミュニティーデザインの仕事をしたいと考えていた。

 しかし、2005年頃はまだコミュニティーデザインという概念が認知されておらず、山崎氏もそれが仕事になるのか自信がなかった。しかも、サラリーマン家庭で育ったうえ、当時すでに妻子がいたこともあり、「食べていけなくなるかもしれないと思うと、独立するのが怖かった」と言う。

 山崎氏の背中を押したのは、設計事務所の社長夫妻からの「社長を引き受けてほしい」という要請だった。山崎氏は「自分が社員を食わせていくだけの仕事を取ってこれるか」などと思い悩み、その結果、独立の道を選ぶことにした。

 「社長を引き受けるより、自分の会社を作って設計事務所と一緒に仕事をしていく方が、養う社員がいない分、まだやっていけると考えた」(山崎氏)。

コミュニティーデザインの種まき

 2005年3月末に事務所を退職すると、まずは本とインターネットで法人登記や経理、税務を勉強した。その結果、年間所得がある程度の金額を超えるまでは、法人化するより個人事業主の方が税金が少なくなることが分かった。山崎氏は、いきなり法人を立ち上げるのではなく、売り上げの推移を見ながら法人化すればいいと考え、同年8月1日、個人事業主としてstudio-Lを立ち上げた。無駄な経費は抑えようと、自宅を仕事場にし、開業費用はパソコン、プリンター、ファックスの購入費など約50万円に抑えた。

 独立すると、設計事務所との仕事がスタートし、大学の先輩も大量の仕事を発注してくれた。これで食い扶持の心配はなくなったどころか、想定以上の収入があり、1年後の8月1日、資本金300万円で株式会社studio-Lを設立した。

 2つの事務所からの仕事はそのほとんどが図面描きだった。しかし山崎氏は、それに甘んじるつもりはなかった。実はコミュニティーデザインの認知を高めるための種まきを、独立前からしていた。

 「コミュニティーデザインを世に知ってもらうため、どこかに現場が欲しかった。そこで2002年に地図を広げてダーツを投げ、刺さったところに勝手に出向き、お金をもらわず住民を集めてワークショップをやっていた」(山崎氏)。

 矢が刺さった先は兵庫県姫路沖の離島・家島だった。住民たちにうさん臭がられながらも通い続け、「島を元気にしたい」などと声を掛け、次第に仲良くなってワークショップを開催していた。

兵庫県・家島の婦人部のみなさんと。当初はうさん臭がっていたお母さんたちも次第に心を開いてくれた

 その頃、偶然、役場主催の「家島町の産業の再生プラン検討委員会」が、一橋大学の関満博教授(現・明星大学教授)を座長として開かれていた。関教授に山崎氏の動きが知られ、教授の推薦で検討委員会に参加。その後2005年から住民とともに、家島の町づくりプロジェクト「探られる島」が展開された。

コメント1件コメント/レビュー

なんか、読んだ限りではトントン拍子な感じしかうけなかったので、もっと、最初のきっかけである家島でのことを具体的に書いて欲しかったです。そこを知りたかったです。誰もがこんなに成功は出来ないと思いますので。(2017/02/10 11:22)

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なんか、読んだ限りではトントン拍子な感じしかうけなかったので、もっと、最初のきっかけである家島でのことを具体的に書いて欲しかったです。そこを知りたかったです。誰もがこんなに成功は出来ないと思いますので。(2017/02/10 11:22)

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